【汤河原】【65】
土屋から、電話がはいった。
「見ましたか?」
と、きく。
「見ましたが、この小早川はあの小早川ですか?」
十津川が、きいた。
「電話番号があるでしょう。それは、奥湯河原の旅館青山荘の番号です。小早川の泊まっている――」
と、土屋が、いった。
「なるほど」
「熱海のクラブ『あい』は、春日町の雑居ビルの五階にあったんですが、ママが殺されたということで、縁起がわるいといって、そのあと借り手がなかなか見つからなかったんですよ。今日、持ち主に聞いてみると、十月八日に、小早川と思われる男が、あらわれて、百万円の手付を払い、改装を依頼したというのです」
「その改装が、終わったということですか?」
「そのようです。ホステスが、集まり次第、開店になるんじゃありませんか」
と、土屋は、いった。
「改造費に、いくらぐらい、小早川は、使ったんですか?」
と、十津川は、きいた。
「もともと、クラブ用に造られている部屋なので、六百万で、改装は、すんだといってます」
「小早川は、湯河原の店も、再開する気なんでしょうか?」
「それは、こちらではわかりません」
と、いってから、土屋は、
「小早川は、いったい、何を考えているんですかね。」
【译文】
此时土屋打来电话。
“您看了吗?”
土屋问道。
“看了,此小早川就是彼小早川吗?”
十津川问道。
“那不是有电话号码吗。那个号码就是里汤河原的旅馆青山庄的电话。小早川住在那里——”
土屋说道。
“原来如此。”
“热海的会所‘爱’,位于春日町的杂居楼的五楼,听说因为老板娘被杀害了,这里不吉利,所以之后就一直没找到承租人。今天我问了房主,在十月八日,疑似小早川的男人出现了,他付了一百万日元的定金,并要求装修。”
“那就是说装修完毕了吧?”
“是这样的。只要女招待一到,应该就可以有开张了。”
土屋说道。
“小早川在装修费上花了多少?”
十津川问道。
“原本就是会所使用而建造的房间,所以花了六百万完成装修。”
“小早川是打算再开汤河原店吗?”
“这个我不知道。”
土屋说道:“小早川到底在想什么?”
请老师看一下。
低头做事