【汤河原】【113】
「そうです。問題の十月二十日の夜、殺された古木の車から、テープレコーダーを盗まれていたことになります」
「十年間使っていたテープレコーダーだというのか?」
「当時、ソニーが開発したマイクロコーダーで、高価で、性能が良かったそうです。それを、古木は十年前に買い求めて 、ずっと使っていたんです」
「六年前の殺人事件の時もか」
「そうです」
「面白いな」
「同時に、小さなテープも、失なったそうです」
[なお更、面白いな]
と、十津川は、いってから、
「二十日に、なぜ、古木が、ホテルーイーストの、しかも小早川が主催した会場で殺されたのかわからなかったが、今の話で、ひょっとするとという考えが、浮かんで来たよ」
と、付け加えた。
「どんなことですか?」
「古木は、十月二十日、小早川に会いに出かけたんじゃないのかな。それも、テープを渡そうとしたんじゃないか。それで、殺されたんじゃないのか」
「その日に、録音したテープをですか?」
「いや、六年前の殺人事件の日のテープだよ」
と、十津川は、いった。
「しかし、古木は、テープレコーダーに、テープを入れていたと思われるんですが。テープを渡したいだけなら、なぜ、それだけ持っていかなかったんでしょうか?」
「十年前に買ったテープレコーダーだといっていたね?」
「そうです。1980年製で、当時としては、超小型の音質のいいものだったそうですが、今は、製造中止になっているそうです。」
【译文】
“是的。也在就是说,在可疑的十月二十日那晚,一台录音机从受害人古木的车上被盗走。”
“听说是一台用了十年之久的录音机?”
“是的。据说是索尼公司开发的微型录音机,价格高昂但性能优良。古木在十年前购得一台,一直在使用。”
“六年前的杀人事件发生的时候也在使用吗?”
“是的。”
“这就有意思了。”
“据说微型录音带也同时遗失了。”
“这就更有趣了。”
十津川说完又补充道:“虽然不清楚二十日那天古木为什么会在东方宾馆并且还是小早川租借会场被杀害,通过刚才所说的情况,一个可能的想法浮现了出来。”
“是什么样的可能情况?”
“古木可能是在十月二十日出门去见小早川的。而且,可能还要把带子交给对方。是否因此遭人杀害呢?”
“是在那一天移交录好音的磁带吗?”
“不是,而是六年前杀人事件发生那天的带子。”
十津川说道。
“可是,古木很可能是把磁带放进了录音机里面的。如果只是想移交磁带的话,为什么不是只着磁带去呢?”
“据说是一台十年前买的录音机对吧?”
“是的。是1980年制的,在当时来说是超小型且音质优秀的机器,不过据说现在已经停产了。”
老师,小说里怎么一下说这台录音机是S公司生产的一下又是索尼生产的,而且这页开头两个人已经对十年前购买的事实交流过,怎么这页的末尾这里十津川又在问这个问题。
请老师看一下。
低头做事