大きな感動を与たえてくれた場所には、またいきたくなる。できれば、その場所にいつまでも居つづけたい。そう思うのは、人の自然な感情だ。
宇宙飛行士の毛利衛さんにとっては、「宇宙」が、その場所だった。
スペース·シャトルでの初めての宇宙飛行から帰還してからは、しばらくは講演活動やマネージメントの仕事をしていたらしいが、そんな生活が、物足りなくてしょうがない。ひとつの夢を果たし終えて、自分の人生まで終わってしまったように思えてくる。「もう一度、宇宙へいきたい」という気持ちがわいてくるのも自然な感情だろう。
張り詰めた緊張感のある生活を、もう一度送りたい。宇宙から地球を見たときの、その感動を、もう一度味わいたい……。
二度目の宇宙飛行への挑戦を決心したとき、毛利さんはすでに四十八歳になっていた。すでに若くはない人間にとってはつらい訓練でもあったが、どうにか乗り越えて、ふたたび宇宙へ旅立った。
毛利さんばかりではないように思う。プロ野球選手は、いつまでもグラウンドに立ちつづけたいと思うだろうし、サラリーマンは定年になっても、職場から離れがたく思うものだろう。そこは自分が「いちばん輝く場所」であるからだ。
对于获得很大感动的地方,会想要再去。如果可以的话,会想在这里永远待下去。这种想法是人类很自然的感情。
对宇航员毛利卫来说,这个地方就是“太空”。
初次搭乘航天飞机进行太空飞行归来之后,他似乎一度从事了演讲活动或管理工作,但对这种生活非常满意。一个人的梦想终于实现,甚至觉得自己得人生结束了。涌起“想再去一次太空”这种想法是很自然的感情。
还想再体验一次紧张感的生活。想再体味一次从太空俯瞰地球时的感动……
决心第二次挑战太空飞行的时候,毛利已经48岁了。虽然训练对于已经不再年轻的人来说很艰苦,但他设法克服、再次出发去往太空。
我认为不只有毛利这样想。职业棒球选手或许想永远活跃在赛场上,上班族或许即使到了退休年龄也难以从职场离开。因为那里是自己“最闪光的地方”。
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本帖子最后于 2024/6/17 21:24:54 编辑 ]