撞き座というのは撞木を受けるために配置された、蓮華様の円形の座のことで、対称軸上に正反対の位置に一対、ある。その撞木のない側の撞き座から血がしたたっていたというのである。
「いやですわねえ、気味の悪い」
「まったく……」
住職は重々しくうなずいて、「しかし、鐘にまつわる言い伝えには、そういった例はあるようでしてな、中には乳から血が流れ出たなどという不気味なのもあります。」
「乳って……あの、お乳のことですの?」
「さようです。ご存じないかと思うが、梵鐘のてっぺんに近いあたりに、半球状の小さな突起が何十個もあるのだが、あれを乳といいましてな」
「あらまあ、そうですの。お寺様だというのに、それはまあ、ずいぶん艶めかしい名前をお付けになりましたこと」
「ははは、いやいやまだありますぞ。鐘のいちばん下のぐるりは駒の爪というが、その上のところは下帯といいます」
「おやおや、趣味の悪い」
雪江はあからさまに眉をひそめ、住職のうれしそうな顔を睨みつけた。
「まあ、そのことはともかくとして……」
撞座就是接受撞木撞击的圆形的莲花座,对称轴上正反两只组成一对。是背对撞木的那一侧的撞座在滴血。
“真是糟糕啊,有点瘆人。”
“确实……”
住持重重的点了点头,“但是,关于钟的传言还不止如此,还有从乳头中流出来血这样的瘆人的传说。”
“乳头……额,是乳房的乳头吗?”
“是的。您可能不知道,梵钟顶部附近的地方,有几十个半球形的小突起,那个叫做乳头。”
“啊,这样啊。都是出家之人,这样起名字太过香艳了吧。”
“哈哈哈,这算什么,还有呢。钟的最下面的圆圈叫做马蹄,马蹄上面的圆圈叫做裈带(日式兜裆布的带子)。”
“诶呀,真是恶趣味。”
听到这样露骨的说辞,雪江皱起了眉头,瞥了一眼住持兴奋的表情。
“啊,这暂且不提……”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……