升波たちが浅見家を訪問している間に、聖林寺一帯では大掛かりな捜索活動が展開されていた。しかし、やはり遺留品が発見されず、付近での聞き込み捜査も、すべて空振りに終わった。
一方、被害者の指紋などを資料センターで照合した結果、得るところがなかった。要するに被害者には犯罪歴がないということである。
ところが、被害者の着衣を調べていた鑑識課の係官が、ズボンのポケットの中に、電車の切符がこびり付いているのを発見して、捜査本部に持ち込んだ。
切符は香川県の琴平電鉄のもので、「栗林公園―140円区間」となっている。発行日は5月6日――死体発見の16日前である。薄っぺらな小さな切符なので、犯人が身元を隠そうとしてポケットを探った際に、見落としたのかもしれない。
「被害者は高松にいたのか……」
升波警部はじめ、捜査員全員が驚いた。
五月六日といえば、聖林寺の鐘が鳴った夜の前日のことである。だとすると、被害者はその日かその翌日、高松から東京へ来て殺害されたことになる。
琴平電鉄の切符はハサミが入っていなかった。つまり未使用の切符だ。あいにく、捜査本部には琴平電鉄のことを知る者がいなかった。しかし、栗林公園は日本三名園の一つとして知られている。切符の駅名は、その近くにある駅を示しているのであろうぐらいのことは想像できる。
切符には「琴平電鉄」しか印刷されてないが、地図で見ると、正式の名称は「高松琴平電気鉄道」というらしい。琴平電鉄には「志度線」「長尾線」「琴平線」と三つの路線がある。いずれも高松市を起点に、香川県内を走るローカル鉄道だ。
三線のうちで最も長いのが琴平線で、高松港と「こんぴらさん」で有名な琴平町を結んでいる。栗林公園はその琴平線の北のターミナル·高松築港駅から数えて三つめの駅であった。
「自分は新婚旅行が四国、九州でしたので、栗林公園も行きました」
升波一行人造访浅见家的同时,圣林寺一带也正展开大规模的搜查活动。但并没有发现什么遗留物品,在附近的走访也没有什么收获。
另一方面,受害人的指纹和资料库中的指纹匹配不上,就是说受害人没有前科。
不过,鉴识科的工作人员在调查受害人的衣物时,在裤子口袋里发现了粘着的一枚车票,就将之带到了搜查本部。
车票是香川县的琴平列车票,上面写着“栗林公园——140元区间”。发票日期是5月6日,——也就是尸体被发现的16天前。因为车票又薄又小,嫌疑人可能是给受害人搜身时落掉了这张票。
“难不成受害人是在高松市被杀害的……”
升波警部发出了疑问,这让所有搜查员都很惊讶。
5月6日的话,也就是圣林寺钟鸣之日的前一天。那么,受害人就是在5月6日或者次日计划从高松市来东京,在那时被杀害的。
这张琴平列车的车票并没有切角,也就是还没使用。不巧的是,搜查本部没有人听说过琴平列车。不过倒是知道作为日本三名园之一的栗林公园。大家推测票上的站名是表示那里附近的车站。
票上只印着“琴平列车”,但琴平列车在线路图上的正式名称是“高松琴平电动列车”。琴平列车包括“志度线”、“长尾线”和“琴平线”三条线路,都是发车自高松市的香川县内线。
三条线路中最长的要属琴平线,其连接着以高松港和金刀比罗宫而闻名的琴平町。栗林公园是琴平线从北端的始发站“高松筑港站”往南数的第三个车站。
“我度蜜月的时候去了四国岛和九州岛,去过栗林公园。”
先生の教えをお願い致します。
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本帖子最后于 2025/1/6 14:58:35 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……