「そうらしいですよ」
  浅見は田原の圧倒的な話しぶりに、かなり辟易して、言葉少なに応じた。
  「田舎の警察はのんきだからねえ。地元の人間に対しては妙に寛大になったりする。今度のその事件だって、もしも死んだのが尾道の人間で、その美談の主とかいうのが余所者だったりしたら、絶対にその程度じゃすましっこないですよ。その点、東京は全国から人が集まっているので、警察としてもきわめて公平な扱いをするわけですよ」
  「そんなことはないでしょう」
  大原は憮然として言った。
  「我々も田舎警察だが、なんぼ田舎の警察だから言うて、そういう差別的なことはせんですよ。それよか、あんたの方がきわめて差別的な発言をしとりますよ」
  おとなしい大原が怖い顔で田原を睨んだ。
  「まあまあ、その話はそれくらいにして」
  木元がうんざりした顔で2人の間に割って入った。
  「それよか、浅見さんが尾道でそういう発見をしてきたとなると、富山県の高岡というところが、にわかに重要視されてくるわけですねえ。単に偶然の一致ではないとすると、3人の間には何か繋がりがあると考えるべきでありましょうか」
  例によって、木元はすでに分かりきったことを、丁寧になぞって解説する。
  “你说的都对。”
  浅见被田原这一番口诛笔伐弄得相当难堪,象征性地回复了一句。
  “乡下的警察的日子还是过得太舒坦了啊。他们对本地居民总会有一种莫名其妙的宽容。要是这起案子里死的是尾道的人,而那个‘见义勇为’的人是外乡人的话,肯定不会就这么草草了事。在这一点上,东京因为汇集了全国各地的人,警察在案件处理上还是相当公平的。”
  “没这回事吧。”
  大原不悦的说道,
  “我们也是乡下警察,也没有因为这一点而对不同人区别对待啊。还有,你也太歧视乡下警察了吧。”
  稳重的大原表情严肃地看向田原。
  “啊,这种话就到此为止吧。”
  木元不耐烦地打断了两人,
  “重要的是,因为浅见先生在尾道发现了案件的线索,富山县高冈这个地方一下子就变得突出起来了。如果不是单纯的偶然的话,这三个人之间就一定有着某种联系吧。”
  木元还是和往常一样,把已经明了的事又复述了一番。 
 先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……