【172】
真祐美は息を飲んだ。
五万円として二億五千万円、十万円なら五億円のビール券が、盆暮ごとにはいってくる。
金券ショップで換金するのだから、それはビール券で受け取る半年ごとの会費のようなものであった。
[そういう金は銀行に預けるわけにいかない。口座をつくると、何かあったときに足がつく……」
[じゃあ……]
足助高原荘へ運ばれ、大金庫へ納まった。
金額といい、時期といい、ぴたりと符合している。泥棒の苫米地のはいった七月十二日は、お中元の時期であった。
「そういうお金、何に使うんです?」
「南条は“行き先のない橋”をつくったでしょう。そういうときの運動費だとか、財務省との予算折衝のときなんかじゃないですか」
宮之原はそうこたえ、
「苛々させられたため、肝心のことを聞きそびれてしまいましたよ」
と、苦笑した。
「あの調子ですと、聞いても話してくれなかったんじゃないですか」
【译文】
真祐美倒吸了一口气。
如果按五万日元计算那就是二亿五千万日元,如果是十万日元的话就有五亿日元的啤酒券在每逢中元和岁末节日送进来。
由于是通过金券打折店兑换现金,所以那就像以啤酒券的形式每半年收取的会费一样。
“那些现金可不能存在银行里。如果开了帐户,万一有什么情况的话就事情就会败露的……”
“那么……”
把这些钱运往足助高原庄,藏在大保险柜里面。
无论是金额还是时间,都完全吻合。小偷苫米地潜入的时间是七月十二日,也就是中元节的时间点。
“那些钱,拿来干什么用呢?”
“南条不是造了一座‘断头桥’吗。那时候的行动经费呀,或者与财政部的预算谈判时所需的资金什么的。”
宫之原苦笑着继续说道:“由于让他们变得焦躁起来,错过了问重要事情的机会了。”
“照刚才那样的状态的话,即便问了他们也不会给我们透露什么吧。”
请老师看一下。
低头做事