【204】
「何かあったんじゃないですか」
真祐美は胸騒ぎを感じながらたずねた。
守屋倫明は雨宮ありさにたのまれて、真祐美を尾行したといった。
あれは嘘なのではないか。
守屋は南条にたのまれて真祐美を尾行し、捜査の進捗状態を推し量っていた。
南条の名前をだすことができないため、雨宮ありさにたのまれたといい、その嘘を隠すためにありさを拉致した。
守屋にそんな大変なことができなくても、南条にはできる。永淵紀洋にたのめばいいのだ。
二十三年来の友人。出来レースで五億円を窪田の政治資金にした共犯。窪田の資金はまわりまわって高速道路公団を存続させ、全国の高速道路建設へと膨大な税金が消費されていく。
南条、窪田、永淵紀洋。どのひとりが欠けても、儲け仕事ができない。三人は運命共同体の関係になっている。
雨宮ありさを拉致するぐらい、永淵はふたつ返事で引き受けたに違いない。
それでなくても、原口英男は手打ちが終わったあと、足助高原荘へ乗り込み、真祐美の父を射殺した。
原口は組員でありながら、組にそむいた。暴走した。
【译文】
“是不是发生了什么事情。”
真祐美不安地问道。
守屋伦明说雨宫有纱拜托他来跟踪真祐美的。
那是不是谎言。
守屋是受了南条的指示来跟踪真祐美,并揣测搜查的进展。
因为不能说出南条的名字,所以才说是受了雨宫有纱的委托,为了掩盖那个谎言绑架了有纱。
守屋不能做那样重大的事情,但南条可以。只要委托给永渊纪洋就可以了。
二十三年来的朋友。通过胜负已定的比赛将五亿日元变成窪田的政治资金的共犯。窪田的资金最终让高速公路公团继续生存下去,庞大的税收被消费在了全国的高速公路建设工程当中。
南条、窪田、永渊纪洋。缼了谁,这种有利可图的工作都无法进行。这三个人成为命运共同体的关系。
绑架雨宫有纱这种事情,永渊肯定马上答应并接受去做。
即使不是这样,原口英男在达成协议后,闯入足助高原庄并枪杀了真祐美的父亲。
原口虽然是永渊组成员,却背叛了组织。行为失控了。
请老师看一下。
低头做事