【汤河原】【61】
「だから、いくら、今、持ってるんだ?」
亀井が、しつこくきいた。
「そんなことを、どうして、あんたたちに、いわなきゃいけないんだ!」
小早川が、怒鳴った。
「まあ、怒りなさんな」
と、十津川は、笑って、
「刑事というのは、嫌われるのが、仕事みたいなもんでね、今の質問は、撤回するよ。久しぶりに、湯河原へ来て楽しんでいるみたいに見えるんだが」
「さっきまで、楽しかったが、あんたらの顔を見て、急に楽しくなくなったよ」
と、いって、小早川は立ち上がった。
[トイレに行きたいんだ]
「われわれも、引き揚げよう」
十津川は、亀井に、いった。
「競馬で儲けたなんて話を信用されたんですか?」
「もちろん、あんなお伽話なんか信用できないよ。だが、今日は、これ以上水掛論をやっても仕方がない」
と、十津川は、いった。
二人は、車に戻った。
まだ、四時になったばかりだった。
「湯河原の町を廻ってみようじゃないか」
と、十津川は、いった。
今、湯河原では、事件は起きていない。
殺人事件が起きたのは、熱海のホテルである。
しかし、問題の小早川恵太が、湯河原の旅館にいる。それも、六年前の殺人事件に絡んでいる女将のやっている旅館にである。
それを考えると、十津川は、この湯河原でも、何か起きるのではないかという不安を覚えてならなかった。
【译文】
“所以现在还拥有多少钱?”
龟井执拗地问道。
“那样的事情为什么一定要跟你们说呢!”
小早川咆哮道。
“好了,别生气嘛。”
十津川笑着说道:“刑警这职业讨人嫌就像本职工作一样啊。刚才的问题我们撤回啊。你时隔多年来到汤河原看起来似乎挺享受啊。”
“刚才还挺愉快,一看到你们俩的脸马上就不开心了。”
说着,小早川站了起来。
“我要去厕所了。”
“我们也走吧。”
十津川对龟井说道。
“您相信他说什么通过赛马赚了钱吗?”
“那样像睡前童话故事的话当然不能相仿。但今天继续无休止地争论下去也没办法。”
十津川说道。
两人回到了车里。
时间还是四点钟。
“在汤河原的市区转一转吧。”
十津川说道。
现在在汤河原不会发生事件。
发生杀人事件的热海的宾馆。
但是,问题人物小早川惠太却在汤河原的旅馆。那也是与六年前杀人事件有关的老板娘所经营的旅馆。
想到这里,十津川不禁感觉到不安,在这个汤河原是不是会发生什么事件呢?
请老师看一下。
低头做事