【汤河原】【112】
「多分、小早川が、何を企んでいるのか、わかるんじやないかと思っている」
と、十津川は、いった。
しかし、この時、彼に、確信があるわけではなかった。とにかく、十津川は、調べたい、調べる必要があると思ったのだ。
六人の刑事たちが、小早川の六ヶ月を、再び、追うことになった。
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その作業を部下に委せて、二日後、十津川は、亀井のところに戻った。
今の小早川が、熱海と湯河原で、何かを企んでいることは、察していたが、それが、差し迫っているのではないかと、思ったからだった。
熱海に着くと、すぐ、亀井に会った。
昨日から、今日にかけて、寒さが、強くなっているが、それでも、熱海は、東京に比べれば、はるかに、暖かかった。
二人で、海岸通りを歩く。
ホテルーイーストの前まで来る。
「十月二十日に、ここで、殺された古木正道という男のことだが、静岡県警は、何かつかんだようかね?」
と、十津川が、きいた。
「容疑者は、まだ、浮かんでいないようですが、小さな発見が、一つありました」
「どんなことだ?」
「殺された古木は、十月二十日に、自分の車で、ホテルーイーストに来たわけですが、未亡人が、その時、夫の車には、十年間使っていた小型のテープレコーダーが、置いてあった筈だといい出しているんです」
「つまり、車上荒らしか」
【译文】
“我觉得这样大概就能知道小早川是什么企图了吧。”
十津川说道。
但是,这个时候他也并不确信。总之,十津川就是想调查,他觉得有调查的必要。
六个刑警决定再一次追查小早川这六个月时间的行踪。
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把追查工作交给部下的两天之后,十津川回到龟井那里。
十津川察觉到小早川在热海和汤河原两地谋划某种计划,他觉得这个计划可能即将发生。
一到热海就马上与龟井见面。
从昨天到今天,气温更加寒冷,不过仅管如此,热海还是远比东京来的温暖。
两人走在海岸道路上。
他们来到东方宾馆前面。
“关于十月二十日那天,在这里遇害的名叫古木正道男子,静冈县警好像掌握了什么证据吧?”
十津川问道。
“嫌疑人好像还没浮出水面,不过有一个小小的发现。”
“是什么样的发现?”
“遇害人古木,应该是在十月二十日驾驶自己的车来到东方宾馆的,但遗孀说出了一条线索,就是当时她丈夫的车里面应该是放着一台已经用了十年时间的小型录音机的。”
“也就是,遭遇了车上盗窃啊。”
请老师看一下。
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本帖子最后于 2024/3/28 17:03:20 编辑 ]
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