しかし、人にはだれでも、その場所を去らなければならない「とき」がやってくる。毛利さんも、じつはそのことは、二度目の訓練を受けているときから薄々感じていた。体力も反射神経も、もう若い人にはかなわない。
宇宙飛行は、希望すればだれでもいけるというものではない。スペース・シャトルには「定員」があるし、選ばれなければ宇宙へはいけない。
「三度目」はないかもしれない。後ろ髪を引かれるような寂しさはあるが、しかし、いまの毛利さんには、「なにがなんでも、もう一度」という強いこだわりはないのだという。
それは、新しい「生きがい」を見つけることができたからだそうだ。自分には経験がある。知識もある。いつまでも若い人と競うのではなく、自分が得てきたものを若い人たちに伝えてゆく「喜び」もあるのではないか。
自分の夢を追い求める人生から、次の世代の人たちの夢の応援する人生へ。たしかに、そのような発想の転換ができれば、新しい「生きがい」を見つけるのも早そうだ。
次の世代に夢をつなげていくのは、「老兵」の重要な仕事なのである。
然而,无论是谁,不得不从这种地方离开的“时刻”终将到来。实际上对于这个时刻,毛利从接受第二次训练开始也隐约感觉到了。体力也好,反应能力也好,都已经比不上年轻人了。
太空飞行,并不是谁想去就能去。因为航天飞机是有“定员”的,必须通过选拔才能上太空。
“第三次”也许做不到了。据说,尽管难舍难离,但现在的毛利并没有“无论如何都想再去一次”的强烈执念。
据说这是因为他发现了新的“生活的意义”。自己有经验,也有知识。不要一直和年轻人竞争,不是有一种“快乐”叫把自己的获得的心得传授给年轻人吗?
人生从追求自己梦想,转向帮助下一代人实现梦想。确实,如果能实现这样的思想转变,发现新的“生活的意义”看起来就能更快实现。
去连接下一代的梦想,正是“老兵”的重要任务。
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本帖子最后于 2024/6/19 20:09:30 编辑 ]