翌朝、浅見は朝食の席で2人の刑事に別れをつけると、早々にホテルをチェックアウトして空港へ向かった。
  高松から東京に飛んで、浅見はいったん自宅に戻ると、休む暇もなくソアラを駆って赤羽署の捜査本部へ向かった。
  捜査本部の升波主任警部は浅見の労をねぎらってくれた。
  「木元くんから報告を受けています。高松の栗林公園動物園では、弓岡正が電話帳を切り取った事実を発見したし、さらに尾道へ行って思いがけない発見をしたのだそうですねえ。さすが浅見さんだと感心しています」
  「僕は無責任にあっちこっち引っ掻き回してきただけです。これから後始末をしてこられるお2人の作業の方が大変でしょう」
  「それで、この後は富山県へ行ってくれるのですか?」
  「ええ、そのつもりでひと足先に帰ってきたのですが、一つお願いがあるのです」
  「ほう、なんでもおっしゃってください、警察としては浅見さんのご希望には、できる限りお応えしますので」
  「いえ、そうじゃないんです。逆に、僕としては、警察のために動いているのではないという形で、富山県へ行きたいのです」
  第二天一早,浅见在早饭时同两名刑警作了别,就赶紧退了房,奔机场去了。
  从高松飞到东京,浅见先是回了趟家,然后就马不停蹄地开上“飞翔者”(注:一个汽车牌子)赶去了赤羽署的搜查本部。
  捜査本部的警部主任升波负责给浅见接风洗尘。
  “我都听木元君说了,你在高松的栗林公园动物园里,发现弓冈正曾经撕掉过电话簿里的某一页,然后又了去尾道,又发现了意料之外的线索。真不愧是名侦探啊。”
  “我无官一身轻,只不过是东跑西跑瞎转转罢了。而那两位刑警还要给我做善后工作,真是给他们添麻烦了。”
  “听说你之后打算去一趟富山县?”
  “嗯,所以我先一步回来了,另外我到这里来是有事相求。”
  “请说,只要是警察能办到的,肯定都会满足你。”
  “啊,不是那种事。相反,我其实是想不以警方的身份去富山县调查。” 
 先生にはご指導のほどよろしくお願いいたします。
靡不有初,鲜克有终……