【105】
幸恵は首を横に振った。
「捨てるだけなら、運送会社にたのまなくても、公団なのだから出入りの業者があるでしょう。クレーン車が来たのじやないですか]
「はい。クレーン車がまいりましたけど……」
幸恵は首筋に汗をかいていた。
クレーン車を持っている運送会社はすくないが、建設会社ならどこでもクレーン車の一台や二台は持っている。
幸恵はクレーン車を持ってきた会社の名をいうなと、口止めされたのではないか。
真祐美は緊張するものを覚えたが、
「ま、いいでしょうに」
宮之原はそれ以上、追及しなかった。
2
足助高原荘をでると、宮之原は、
「愛知県警本部の捜査報告書にも、足助警察署の調書にも、おおきな金庫のことが一行も書かれていません。それはどうしてですかね」
【译文】
幸惠摇了摇头。
“如果只是扔掉的话,即使不委托搬运公司,因为这是公团,也会有建筑从业者出入吧。那么应该就有吊车开过来。”
“是的。有吊车过来了的……”
说的幸惠脖颈上都出汗了。
很少有搬运公司会配备吊车,但如果是建设公司的话不管哪家公司都会拥有一两台吊车的。
幸惠应该是被告诫不要说出拥有吊车的公司名字。
真祐美都感到了紧张。
“算了,就这样吧。”
宫之原却没有再深究下去。
2
走出了足助高原庄,宫之原说道:“无论是在爱知县警总的搜查报告中还是在足助警察署的调查记录中,都没有大保险柜的记录。那是为什么呢?”
请老师看一下。
低头做事