【111】
宮之原はお茶をひと口飲み、
「食事がすんだら豊田市へでて、泥棒の苫米地が住んでいたアパートに行ってみます」と、いった。
「何か分かるでしょうか」
「どうですかね。わたしは所轄の警察が聞き込みをしたあとで行くことが多いのですが、二番手、三番手の効能というのはある【1】もんですよ。聞かれた人の記憶が整理されるんですね。意外な収穫に当たることが多いんです」
宮之原は楽観的であった。
カツ丼が運ばれてきた。丼ではなく重箱にはいっていたからカツ重だが、カツを【2】とじた卵の色が茶色っぼかった。醤油で味をつけているためだ。
真祐美はひと目みて失敗したと思ったし、食べるとしょっぱかった。
「からくないですか」
推薦した責任を感じながら宮之原にたずねると、
「これは労働の味ですね」
宮之原は微笑を返した。
「労働の味?」
「ええ、汗をかいて働く人は、塩分の補給が必要でしょう。これが足助の味なんですよ」
宮之原はそういい、ペロリとたいらげた。
【译文】
宫之源将茶水一饮而尽说道:“吃完饭我们去丰田市,到小偷苫米地居住的公寓看一看。”
“您知道什么了吗?”
“怎么说呢。虽然我经常等辖区警察走访调查之后再去那些地方,但会有第二梯队第三梯队的功效哦。因为受访人的记忆会得到整理的。因此常常就有意外的收获。”
宫之原很乐观。
炸猪排盖浇饭端过来了。由于盛饭以并不是大海碗而是方形木盒,所以是方盒炸猪排盖浇饭,但是盖住的炸猪排的鸡蛋是茶色的。那是为了用酱油来调味的。
真祐美一眼看去就觉得做失败了,而且一尝味道发现太咸了。
真祐美感到是自己推荐的责任,于是问宫之原说道:
“不感觉咸吗?”
宫之原报以微笑说道:“这是劳动的味道呀。”
“劳动的味道?”
“嗯,挥洒汗水工作的人,需要补充盐分吧。这是足助的味道啊。”
宫之原这样说着,很快就吃完了。
另外请问老师,
【1】这里直接【ん】不就可以了吗,【もん】有什么不一样吗?
【2】这里【閉じる】表示“盖住”对吗?
请老师看一下。
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本帖子最后于 2023/1/30 9:58:59 编辑 ]
低头做事