【120】
宫之原は意外そうに真祐美をみつめ返した。
「ですから、死体なんじゃないですか」
「死体?」
宮之原は驚き顔になり、
「どこから死体がでてきたんです?」
と、たずね返した。
「ですから、永淵組の組員とか……」
「それはないでしょう」
宮之原は首をかしげ、
「苫米地は札束をポケットにねじ込んでいたというじゃないですか。トランクにつまっていたのは札束だったんじゃないかな」
と、いった。
今度は真祐美が驚く番であった。
「札束ってそんなに重いんですか」
「重いですよ。一万円のお札が一枚一グラムですから、一千万円で一キロ、一億円だと十キロ……。現金強盗に三億円というのが多いのは、それ以上の金額になると重すぎて運べないからです]
【译文】
宫之原感到意外地看着真祐美。
“所以,不是尸体吗?”
“尸体?”
宫之原一脸惊讶。
“从哪里冒出来的尸体?”
他问道。
“所以说,比如是永渊组的成员什么的……”
“那不存在好吧。”
宫之原怀疑道:“不是说苫米地往口袋里塞了一打钞票吗。手提箱里装的难道不是一捆捆的钞票吗?”
这次轮到真祐美吃惊了。
“一捆捆的钞票很重吗?”
“当然很重了。一万日元一捆,一张一克重,一千万是一公斤,一亿日元的话就是十公斤……。在现金抢劫犯罪中多为三亿日元,那是因为金额再大的话就会过于沉重而无法搬动。”
请老师看一下。
低头做事