【133】
地上げ屋がのさばったのは、バックに銀行がついていて、大金をどんどんだしたからだ。
どんどんだした大金が、いま不良債権となって、銀行を苦しめ、日本全体を不況にさせている。
それとおなじように高速道路公団のエリート職員も、現実に道路をつくる、橋をつくるとなると、暴力団の力を借りなければならないことがでてくるのかもしれない。
宮之原とすこし雑談をして、真祐美は本山のマンションにもどった。
ホテルをでたとき、すでに暗くなっていたが、時刻は五時すぎで、夜中の十一時までテレビでもみて、時間をつぶすしかなかった。
真祐美はアンティークショップで買ってきた、お気にいりの籐の椅子にすわって、父が殺されてからのことを、考えるともなく考えた。
父か亡くなってから、何よりも真祐美の胸のなかで変わったのは、高速道路公団のことであった。
父が公団に勤めていたころは、日本全国に高速道路をつくっていく公団を誇りに思っていた。
足助高原荘にしても、いい施設なのに、公団の職員はどうしてあまり利用しないのか、不満に感じた。
いまは違う。
【译文】
地产商之所以专横跋扈,是银行在背后支持,不断拿出大量资金。
不断拿出的资金,现在变成不良债权,让银行苦不堪言,使整个日本陷入萧条之中。
与此相同地,高速公路公团的精英职员,在实际中建设公路和桥梁时,或许就出现了必须要借助黑社会的力量的局面。
与宫之原稍作闲谈后,真祐美回到了位于本山的公寓。
走出酒店时,天已擦黑,但时间才五点多,到夜里十一点,只能看看电视来打发时间。
真祐美坐在从古董店里买来的心仪的藤椅上,不知不觉地想起父亲被杀害以后的事情。
父亲去世后,高速公路公团的形象在真祐美心目中的变化最大。
父亲在公团工作的时候,在日本全国修建高速公路的公团,让真祐美倍感骄傲。
即便是足助高原庄,明明是一个不错的设施,公团的职员为什么不使用呢,她对此感到不满。
但现在看法不同了。
请老师看一下。
低头做事