【168】
部長はまわりくどい説明をした。
真祐美にはなぜ、そんな説明をしなければならないのか理解できなかった。
宮之原も面倒になってきたのだろう。
「南条さんとは別ですが、足助高原荘で事件がありましたね」
と、話を変えた。
[はい……]
部長は途端に渋い顔になった。
「その事件で捜査をしたところ、足助高原荘の支配人室に大きな金庫があり、そのなかに五億円がはいっていて、泥棒に盗まれたことが分かりました」
部長と恒川は飛びあがりそうになった。
宮之原はそのふたりを手で制し、
「足助高原荘からの被害届は、手提げ金庫にはいっていた十数万円ということでしたが、事実はいま、お話ししたとおりです。そこで伺いますが、公団の裏金がプールされ、足助高原荘のような保養所に隠されている……。こういうことは、あなた方職員のあいだで、どの程度、噂されているのでしょうか」
と、たずねた。
【译文】
部长作了兜圈子式的说明。
真祐美不理解为什么一定要作那样的说明。
宫之原也觉得很麻烦吧,于是转变了话题说道:
“先不说南条先生的事情,在足助高原庄发生了盗窃事件对吧。”
“是的……”
部长的脸色变得难看起来。
“因为那起事件我们经过调查发生,在足助高原庄经理室有一个大保险柜,那里面放着的五亿日元被小偷偷走了。”
部长和恒川听了吓得几乎要跳起来了。
宫之原用手制止了他们俩并且问道:
“足助高原庄提交的受损报告里却说是手提保险箱里面的十几万日元,但事实是就如我刚才所说的。所以我想问,公团存在秘密资金,被藏在像足助高原庄这样的保养所里面……。这样的事情,在你们职员里面有多少人知道?”
请老师看一下。
低头做事