【184】
　守屋は素直な表情でこたえた。
　［金曜の夜？］
　宮之原が眉をしかめた。
　先週の金曜といえば、真祐美が上京した日だ。南条と会い、小清水峡子に会った。
　峡子はその日のうちに宮之原に連絡を取ったはずだが、その段階では宮之原が捜査に出動するかどうかも決まってなかった。
　決まってなかったのに、雨宮ありさはどうして守屋にたのんだのか。
　嘘だと、真祐美は思った。
　だが、宫之原は違っていた。
　「それは事実か」
　と、守屋にたずねた。
　真祐美が知り合ってから、はじめてみせた真剣な表情であった。
　「ほんとうですよ。嘘なんかいいません」
　守屋は不満そうにいった。
　「それが事実だとすると、大変なことになるんだ」
　宮之原は守屋の肩をたたいた。
　「どうしてです？」
【译文】
守屋用坦率的表情回答。
“星期五晚上？”
宫之原皱起了眉头。
说起上周五，是真祐美去东京的日子。与南条见面，也遇见了小清水峡子。
峡子应该在那天就与宫之原取得联系，但是在那个阶段宫之原还没有决定是否要出动调查。
明明还没有决定，那么雨宫有纱为什么会委托守屋呢？
真祐美觉得那是谎言。
不过，宫之原有不同看法。
“那是真的吗？”，宫之原问守屋道。
真祐美与宫之原相识以来，第一次露出严肃的表情。
“那是真的。我没说谎。”
守屋有些不满地说道。
“如果那是事实，那就糟糕了。”
宫之原拍了拍守屋的肩膀说道。
“为什么呢？”

请老师看一下。