【185】
守屋は不審そうにたずね返した。
「雨宮ありさは千里眼になるよ。わたしと知り合うまえに、わたしのことを知っていた。雨宮ありさの愛人が起こした殺人事件の捜査で、わたしが訪ねていくことまで知っていた……」
「でも、ぼく、ほんとうのことをいってるんです。先週の金曜の夜、ママと約束をした、これは事実です」
守屋は右手の小指に目を落とした。
雨宮ありさと指切りをしたのだろう。余韻を噛みしめるような目の色をしている。
「分かった。きみと議論するまでもない。雨宮ありさに聞く」
宮之原はそういい、
「きみを建設局まで連れていって、人物確認をしなきやならない。用意しなさい」
あとの言葉を真祐美にいった。
真祐美は急いで身の回りの品の用意をした。
「役所は……役所へは内緒にしてください」
守屋は顔のまえで両手を合わせたが、
「きみ、自分のしたことが分かってないようだが、殺人事件の共犯にさせられたんだよ」
宮之原は突き放した。
「警部さん……」
【译文】
守屋怀疑地反问道。
“雨宫有纱在千里眼了。在与我相识之前就已经了解我了。在她情人实施的杀人事件的调查中,甚至连我要来拜访的计划都知道…… ”
“不过,我说的是真的。上周五晚上,我与妈妈约定此事,千真万确。”
守屋看着右手的小拇指。
大约是与雨宫有纱拉勾了吧。露出仿佛还在回味余韵的眼神。
“知道了。用不着跟你讨论。我去问雨宫有纱。”
宫之原这样说道。
“我要把你带到建设局,必须要做一下身份确认。你准备准备。”
后一句是对真祐美说的。
真祐美急忙准备身边的物品。
“机关……请不要告诉机关部门。”
守屋在面前双手合十恳求道。
但是宫之原并不理会地说道:
“看来你好像还不清楚自己所做的事情,但你被人出卖做了杀人事件的共犯了。”
“警部……”
请老师看一下。
低头做事