【213】
『雨宮さん、四年まえまでここに住んでたんじやないですか』
真祐美はタクシーから降り、宮之原にたずねた、
堀川を吹きわたってくる風が冷たかった。
宮之原は戸籍の附票を取りだした。
記載されている住所はマンションのそれではなかった。マンションだと松原三の一の二の五〇一というように、最後が部屋番号になるのだが、附票に書かれている住所には部屋番号がなかった。
『聞いてみましょう』
富永がマンションの向かいの材木店へ走っていった。材木を保管する倉庫の横に事務所がついていた。
事務所へはいっていった富永は、一分とたたずにもどってきて、
「この全部が雨宮材木店だったそうです」
両手をひろげてマンション全体をしめした。
ざっとみて五百坪はあるだろう。向かいの材木店の三倍ではきかない。
富永はつづけた。
「十五年ほどまえに雨宮の家に不幸が重なって、結局は土地を手離したようですが、なにかわけがありそうです]
【译文】
“雨宫小姐,四年前是否就住在这里呢?”
真祐美从出租车上下来,问宫之原道。
吹过堀川的风很冷。
宫之原拿出户籍的附票。
记载着的住所并不是那栋公寓。如果是公寓的话,就会像松原3-1-2-501那样,最后就是房间编号,但是附票上填写的住所没有房间号。
“去问问看吧。”
富永朝着公寓对面的木材店跑去。保管木材的仓库旁边有一个事务所。
进入事务所的富永没过一分钟就回来了。
“听说这里全部雨宫木材店”,说着张开双手示意了把整个公寓。
粗略地看大约有五百坪吧。远不止对面木材店的三倍。
富永继续说道:“大约十五年前雨宫家连遭变故,结果好像卖掉了土地,似乎有什么原由。”
请老师看一下。
低头做事