【226】
5
名古屋建設局を訪ね、用地課のオフィスとは別室になっている応接室で守屋と会った。
「きみは先週の金曜の夜、岬さんを尾行してくれと雨宮ありさにたのまれたといったね」
宮之原は守屋にたずねた。
宮之原と真祐美が並んですわり、守屋の横のソファに富永がすわっている。
「はい、それは事実です」
守屋は胸を張ってこたえた。
昨日、真祐美のマンションで取り押さえたときは、ヤンチャな青年といった印象しかなかったが、こうして向かい合うと、南条がみ込んだだけのことはある。エリートらしい利発さが顔に浮かんでいた。
「昨日もいったが、先週の金曜日の段階では、わたしが捜査を始めることも、岬さんが協力してくれることも決まっていなかったんだ。雨宮ありさはきみに何をどうたのんだ?]
「ですから、そちらの岬真祐美さんが、私立探偵と一緒にママの周辺を探っている。何を探ろうとしてるのか意図か分からないから気味が悪い、と」
真祐美は守屋の言葉をさえぎり、「嘘よ。わたしが雨宮ありささんのことを知ったのは、一昨日の夜よ。先週の金曜の時点では、雨宮ありさって名前も知らなかった!」
と、いった。
【译文】
5
来到名古屋建设局,在独立成间的接待室见到了守屋。
“你说上个周五晚上,是受雨宫有纱之托而跟踪了岬小姐是吧。”
宫之原问守屋说道。
宫之原与真祐美并排而坐,富永坐守屋旁边的沙发上。
“是的,事实如此。”
守屋挺起胸脯回答。
昨天在真祐美公寓抓到他的时候,印象只是觉得他是一个年轻气盛的青年,像这样面对面时,只有南条期望的气质。脸上透着精英般的聪明劲儿。
“我昨天也说过,在上周五的阶段,我还没有决定开始调查以及岬小姐协助调查。雨宫有纱通过什么方式并且向你委托了什么事情?”
“我说了,就是这位岬真祐美小姐与一个私家侦探一起在妈妈桑的四周调查。她说不知道在调查什么,也不知道什么意思,让人感到不舒服。”
真祐美打断了守屋的话:“胡说。我知道雨宫有纱是在前天晚上。上周五的时间点,都不知道雨宫有纱的名字。”
请老师看一下。
低头做事