【233】
真祐美は胸のなかで指をくった。
雨宮ありさは昭和四十年生まれ。違う世界の住人だと思ったが四つしか年齢が違わなかった。
四歳違いだと、ありさか名古屋大学に合格した年、恒川は卒業したことになる。
名古屋大学を目指すありさを、名古屋大学四年生の恒川が教えたわけであった。
「そうですか……」
宮之原は吐息をついた。
宮之原をもってしても、雨宮ありさと恒川の組合せは意表をつくものだったのだろう。
「それが何か……」
不安そうにたずねる水落に、
「いえ。雨宮さんがあんなことになったので、友人関係をお聞きしただけです」
宮之原はそうこたえ、
「恒川さんが高速道路公団に入社したのは、いつですか」
と、水落をみつめた。
「昭和五十八年です」
「最初に配属されたのはどこですか」
「彼は本社採用ではなく、名古屋採用です。ですから当然、名古屋建設局か管理局だったんじやないですか」
【译文】
真祐美在手中掰着手指。
雨宫有纱出生于昭和四十年。虽然觉得是不同世界的人,但年龄却只相差四岁。
如果相差四岁的话,有纱考入名古屋大学那一年,恒川毕业了。
是名古屋大学四年级学生恒川辅导想考入名古屋大学的有纱。
“原来如此……”
宫之原叹气说道。
就算是宫之原,对于雨宫有纱和恒川的组合也感到出乎意料吧。
“有什么问题吗……”
水落不安地问道。
宫之原回答道:“不。由于雨宫小姐有如此遭遇,所以我们只想打听她的朋友关系。”
又盯着水落说道:“恒川先生是什么时候入职高速公路公团的?”
“昭和五十八年。”
“起初被分配到哪里?”
“他不是总分司录取,是名古屋分公社录取。所以,当然是分配在名古屋建设局或者管理局。”
请老师看一下。
低头做事