【245】
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南条は恒川を認めるとドキッとした顔になった。
「こちらへどうぞ」
宮之原は自分がすわっていた席を恒川にすすめ、自分は二つほど横へ席を移した。
南条と恒川はテーブルを挟んで向かい合う形になった。
『柾木真祐美さんのお父さんが亡くなったとき、南条部長から葬儀を取り仕切るよう依頼されましたね。職制上の上司でもない南条部長が依頼してきた。あなたはどう思いました?」
宮之原は恒川にたずねた。
恒川は宮之原と南条を交互にみつめ、
「南条部長はわたしを疑っている。そう感じました」
と、こたえた。
南条は無言であった。
「何を疑われていると思ったのですか」
「柾木さんが射殺されたことです。撃ったのは永淵組の原口という男だと、あとで知りましたが、その原口に射殺を依頼したのはわたしだ。南条部長はそう疑っている。そう思いました」
【译文】
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南条看到恒川时大吃一惊。
“这边请。”
宫之原把自己坐的位置让给恒川,自己向旁边移动了两个身位。
南条和恒川隔着桌子相对而坐。
“柾木真祐美小姐的父亲去世后,南条部长全权委托你负责葬礼事宜对吧。并不是职位上的上司的南条部长委托给了你。当时你是怎么想的?”
宫之原问恒川道。
恒川在宫之原和南条之间交替注视说道:“南条部长一直在怀疑我。这是我的感觉。”
南条没有说话。
“你觉得是怀疑什么呢?”
“柾木先生被枪杀这件事。我后来才知道开枪是的永渊组一个叫原口的男人,不过是我觉得南条部长怀疑是我委托原口枪杀的。”
请老师看一下。
低头做事