【汤河原】【77】
「そういうことですか」
小早川は、また、笑った。
「そうなんだろう?」
「おれは、子供の時、石投げが得意でね。川や海に行くと、自然に石を手に、投げてしまうんだ。平たい石を投げると、はねるじゃないか。あれが楽しくてね。大人になっても、その癖が抜け切れないのかね」
小早川が、他人事みたいに、いった。
亀井は、険しい眼になって、
「君は、何を狙ってるんだ?君の狙いは、何なんだ?」
[狙いって、何のことかな?]
「熱海のホテルで、芸者の偲ぶ会をやったり、こんな店をオープンしたりする狙いだよ」
「いったじゃありませんか。おれは、ここで生きていきたいんだって。生きるためには働かなきゃ
ならないから、店をオープンするってね。刑事さんも遊びに来て、金を使って下さいよ」
「六年前の殺人事件について、今、どう思っているんだ?」
今度は、十津川が、きいた。
「おれはちゃんと、六年間のおつとめをすませたんだ。六年前の事件は、おれの中じゃ、もう終ってる。それを、あれこれいわれるのは、迷惑だな」
小早川は、笑いを消して、怒ったように、いった。
「自分は、殺してないと思ってるんじゃないのかね? 無実の罪で、六年間も、刑務所に放り込まれたと思っているんだろう? 違うのかね?」
十津川が、きいた。
「刑務所に入っている人間の九十パーセントは、自分は無実だと思っているそうだよ」
【译文】
“原来是这样啊。”
小早川又笑了。
“是这样吗?”
“我小时候很擅长扔石头的。去河流或海边的时候,自然而然地拿起石头扔起来。扁平的石头一扔出去不就跳动起来了吗。那个很有趣。就算长大成人了,也无法消除这个喜好。”
小早川就是在谈论别人的事情一样。
龟井听罢,怒目而视说道:“你什么企图?你的目的是什么?”
“目的?你说什么啊?”
“又是在热海的宾馆举办艺伎的追思会,又是开这家店,做这些的目的是什么?”
“我不是说了吗?我说我要在这里生活下去。我还说了,为了生活下去就必须工作,所以开了这家店呀。也请刑警先生来这里花钱玩儿啊。”
“关于六年前的杀人事件,你现在怎么想的?”
这次由十津川问道。
“我已经好好地完成了六年时间的工作了。六年前的事件在我这里已经结束了。你们问这问那的,让我很困惑啊。”
小早川脸上的笑容消失了,像是愤怒地说道。
“不就是认为自己没有杀人吗?你觉得自己无罪却被扔进监狱度过了六年时间对吧?我说的没错吧。”
十津川问道。
“听说进监狱的人,百分之九十都认为自己无罪的吧。”
请老师看一下。
低头做事