【汤河原】【80】
エレベーターで角部屋の1201号室に入った。
十津川は、ベランダを見て、
「なるほど、広いですね。三十畳くらいはあるのかな」
「それで、気に入って、借りたんですよ」
「ちょっと、見せて貰いますよ」
「その間にコーヒーをいれておきます」
と、亜矢は、いった。
十津川と、亀井は、ベランダに出た。
風が少し冷たい。
二人は、手すりにもたれて、周囲を見廻した。
「向うに、青山荘が見えますね。これなら、向うからも、確かに、こちらがよく見えますね」
「だから、青山荘の女将の証言が、六年前に、物をいったんだ」
「本当に、ここで、小早川は、六年前被害者を、殴ったんですかね?」
「カメさん」
「わかっています。六年前の事件は、静岡県警の所管でした」
部屋に戻ると、亜矢がコーヒーをいれてくれていた。
「十津川さんたちは、東京の警視庁の刑事さんでしょう?」
と亜矢がきく。
「そうです」
十津川が肯く。
「でも、六年前の殺人事件は、ここで起きたんでしょう。それなのに、どうして、東京の刑事さん
が関心を持つんですか?」
「小早川さんから何も聞いてないんですか?」
「何をでしょう?」
「じゃあ、聞いてないんですね」
「教えて下さい」
【译文】
他们乘坐电梯来到转角的1201号房间。
十津川看到阳台说道:“原来如此,很宽敞。大概有三十张榻榻米的面积吧。”
“因此,我很喜欢,才租下来的。”
“让我们稍微看一下。”
“这段时间我去把咖啡泡好。”
亚矢说道。
十津川和龟井来到了阳台。
外面的风有点冷。
两人可靠在扶手上环顾着四周。
“可以看到对面的青山庄啊。这样的话,从对面确实可以看到这里。”
“所以,青山庄老板娘的证词起了作用。”
“小早川真的在六年前殴打了被害人吗?”
“龟井。”
“我明白。六年前的事件是静冈县警负责的。”
回到房间时,亚矢已经为他们泡好了咖啡。
“十津川先生,你们都是东京警视厅的刑警对吗?”
亚矢问道。
“是的。”
十津川肯定道。
“不过,六年前的杀人事件是在这里发生的。然而为什么,东京的刑警对此关心呢?”
“从小早川那里你什么消息也没听说吗?”
“听说了什么?”
“那就是没有听说过。”
“请告诉我。”
请老师看一下。
低头做事