【汤河原】【114】
「とすると、テープも、特別なものだろう?」
「だと思います」
「多分、古木は、テープを小早川に渡す前に、もう一度、聞きたかったんじゃないのかな。それで、テープレコーダーに入れて、車の中で、聞いていたんじゃないかね。ホテルに着いてから、テープだけを外して、小早川に渡そうとしたが、それを妨害 しようと考えた人間に、背中を撃たれ、テープを奪われてしまった。こういう想像も可能だと思う」
と、十津川は、いった。
「車上荒らしの犯人は、テープの無いテープレコーダをぬすんだということになりますか?」
亀井が、きく。 I
「そうだと思うね。私の想像が当たっていればだが」
「古木が、なぜ、テープを、小早川に渡そうとしたと、お考えになるんですか?」
「古木は、六年前の殺人事件の頃、テープレコーダーを回していた。それに、何か、重大な声が、録音されていたんじゃないかな」
「小早川にとって、有利なことがですか?」
「ひょっとして、小早川は、無実だったのかも知れない」
「無実ですか?」
「あくまでも、ひょっとしてだよ」
「警部の想像が、当たっているとしたら、古木は、何故、そんなテープを、小早川に渡そうとしたんでしょうか?」
と、亀井が、きいた。
【译文】
“这么说,磁带也是特制的吧?”
“我认为是这样的。”
“也许在把磁带交给小早川之前,古木可能想再听一次内容吧。因此,他把磁带放进录音机然后在车里面听。到达宾馆之后,只把磁带取出来,但在交给小早川之前,被企图干扰的人用枪从身后袭击后,磁带被抢走了。我认为这样的想像是有可能的。”
十津川说道。
“那就是说实施车上盗窃的犯人把没有磁带的录音机偷走了是吗?”
龟井问道。
“我想是这样的。如果我的想像猜中了的话。”
“您认为古木为什么要把磁带交给小早川呢?”
“在六年前的杀人事件发生的时候,古木把录音机打开了。而且,可能某个重要的声音被录了下来吧。”
“是对于小早川来说有利的声音被录音了吗?”
“也许,小早川说不定是无辜的。”
“无辜的吗?”
“这些都是可能。”
“如果警部的想像猜中了,那么古木为什么要把那盘磁带交给小早川呢?”
龟井问道。
请老师看一下。
低头做事