プロローグ
弓岡正にとっては、第十レースのはずれが文字どおり致命的であった。
ガチガチの銀行レースのはずが、五千円以上の穴になった。どう転んでも2-7で決まり。それ以外には推理のしょうがなかったから、二十万円を一本買いに出たのに――である。
馬券を買うとき、オッズには四·六倍と表示されていた。悪くても九十万はかたい。その半分を第十一レースに突っ込んで勝負――といくつもりだった。
発馬直前になって、オッズには五·二倍まではね上がった。弓岡は北叟笑んだ。ばかなやつがいるものである。四·六倍ではつまらないと見たのかもしれない。
念のために新聞を眺め直したが、2-7以外のメが出る要素は何もなかった。よし、もらった、これで百万だ。十一レースはどうでもいい――。
序
对弓冈正来说,第十局的失误是致命的。
本来银行赛马队很有竞争力,没想到看跌居然超过了五千块。不管后面赛况怎样,2-7两匹马夺冠是没跑了。弓冈正料想除此之外不会再有别的变故,所以二十万全下了一注。
买马券的时候,赔率是四比六。少说九十万也是稳的。所以弓冈正本打算把一半的钱投到第十一局一决胜负。
就在赛马出栏前一刻,赔率暴增到了五比二。弓冈笑得很得意——有这么多傻子来兜底。要是稳定在四比六还真有点无趣。
为了以防万一,弓冈正又看了一遍赛马报,没有迹象表明有别的马会赢过2-7。这下好了,一百万稳了,第十一局结果怎么样已经无所谓了——。
因为之前对赛马一无所知,我了解赛马规则还真花了一番功夫,但是现在还是有点云里雾里的。请老师看看理解上有没有什么差错。
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本帖子最后于 2024/12/3 19:53:43 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……