雪江が気にしたのと同様、聖林寺の住職も後ろめたいものを感じたらしい。翌日の朝、浮かない顔でやって来た。珍しく洋服姿なのは、あまり人目に付きたくない配慮のつもりだろうけれど、ツルツルの坊主頭に背広では、かえって目立って仕方がない。
住職は玄関先で結構というのを、雪江は急いで応接間に招じ入れた。
「昨日、岩淵水門のところで、変死体が発見されたそうですが、ご存じかな?」
住職はすぐに、声をひそめるようにして言った。
「ええ、何ですか、そんなようなことがあったそうですわね」
雪江は努めて平然とした様子を装った。
「じつは、そのことでいささか気になったのですがね、まさか、あの夜の騒ぎとは関係ないでしょうなあ」
「あの夜とおっしゃいますと?」
「ほれ、鐘が鳴った夜のことです。鐘から血が滴っていたという……」
「ああ、そのことですの。関係はないと思いますけれど」
雪江は言ったが、関係がないと思うどころか、大いに気になっていたところだ。
「そうでしょうなあ、関係ないでしょうなあ、ぜんぜん方角違いですしな。いや、あなたにそう言っていただいて安心しました」
不光是雪江很在意,圣林寺住持似乎也觉得内疚不已,次日早晨就阴沉着脸来了。住持少见地穿了一袭西装,大概是不想引人注意,但是那光溜溜的和尚头配上西服背心,反而非常惹眼。
住持说在大门口谈谈就行了,雪江却急忙把他请进了里屋。
“昨天在岩渊水库发现了一具腐败的尸体,您知道吗?”
住持随即压低声音说道。
“诶,怎么了,好像确实有这件事。”
雪江努力装出平静的样子。
“其实我有点在意这件事啊。难不成是跟那天晚上的骚动有关系吧?”
“您说的‘那天晚上’是——”
“就是钟响的那天晚上。有血从钟里面滴了出来……”
“啊,那个啊,我觉得应该没有关系……”
“雪江虽然这么说,但不是真的觉得没有关系,反而是非常在意。”
“是吧,应该没有关系,全是我想偏了吧。您这样说我就安心了。”
先生の教えをお願い致します。
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本帖子最后于 2024/12/25 15:28:23 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……