「なるほど……」
小堀はつまらなそうな顔になった。
「しかし、それだけじゃ、べつにどうってことはないでしょう。その日に死んだ人間は何方といますからね」
「そうですなあ、おっしゃるとおりですな。生者必滅会者定離、色即是空……南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……」
住職は大いに安心して、しきりに祈った。
「しかし、変死者となると、話は別でしょう」
浅見が脇から、住職の平穏を脅かすようなことを言った。
「一応、折角ですから、血液型だけでも調べてみたらいかがでしょうか?」
「いや、それがですな、血はすっかり拭い取ってしまったようなわけで……」
住職は面目なさそうに言った。
「拭き取っても、どこかにこびり付いているかもしれませんよ。血液型を調べるだけなら、ほんの少しでも可能なはずです。ねえ課長さん、そうでしたね?」
「ああ、そりゃまあ可能ですがね……」
小堀課長は仕方なく重い腰を上げ、鑑識に電話をかけた。日頃、市民に協力を呼び掛けている建前からいっても、何もしないわけにはいかない。
“这样啊……”
小堀貌似不感兴趣。
“但是仅凭这一点,也不能断定什么吧。那天死者是在哪里被发现来着?”
“对,正如您所说。生者必灭会者定离,色即是空……南无阿弥陀佛,南无阿弥陀佛……”
主持安心了许多,不断地祈祷着。
“但是尸体被发现时因为过了太久都腐败了,这就另当别论了吧。”
浅见的话又让住持心里发慌。
“总之,先检验一下DNA看看吧?”
“这恐怕……我已经把血擦干净了……”
住持惭愧地说道。
“哪怕擦掉了,也可能会留下蛛丝马迹。只需要一点点血迹就能做DNA检验了。对吧科长?”
“啊,是有这个可能性……”
没办法,小堀科长慢慢地站了起来,给化验科打了电话。平常总呼吁市民协助调查,现在什么都不做的话说不过去。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……