浅見は警察よりひと足お先に、住職を送りながら、問題の鐘を見に行った。
聖林寺は住宅地に囲まれるようにして、なだらかな斜面に立っている。浅見の子供の頃は、寺や墓地の周辺には空地もいくらか残っていて、格好の遊び場だった。
「近頃の子供たちはおとなしくて、卒塔婆を抜いたり、桜を折ったりすることはなくなったなあ」
住職は皮肉でなく、いたずら坊主がいなくなったのを慨嘆するように言った。
鐘撞き堂は本堂や庫裡から少し離れた、高台が切れ落ちるあたりに立ててある。それにしても、夜中に人一人死ぬほどの乱暴騒ぎがあったかもしれないのに、まるで気付かなかったというのは、のんきな話だ。
住職が言ったとおり、鐘や鐘楼はきれいになっていた。ちょっと見には、どこにも血痕があるように思えない。しかし、顔をよせて、鐘のくぼんだ部分を子細に見ると、かすかに血で汚れたようなところがあった。
「ここに頭でもぶつけたのだろうかねえ」
住職は撞木が当たる撞き座を指差した。
「だとすると、どういう格好でぶつかったのですかねえ」
浅見は背を丸めて、頭から撞き座めがけて突っ込む格好を作ってみた。
浅见跟在住持后面,警察紧随其后,一道去调查出事的钟。
圣林寺坐落于居民区中间的一片缓坡上。浅见小的时候,寺庙和坟地周围还有几块儿空地,正适合在这里玩。
“现在的孩子们越来越成熟了,都不屑于拔灵位、折樱花这些玩乐了。”
住持并不是想挖苦浅见,只是在感叹当初的小调皮蛋们都不见了。
钟楼离大殿和住持厢房都有一段距离,建在一块高地的边缘上。虽说如此,夜里传出了可能足以杀掉一个人的这么大的动静,但是谁都没有当回事,寺里平时还真是太平无事。
正如住持所说,钟和钟楼都被擦得很干净。不仔细看的话,哪儿也看不出来有血迹。但是贴近仔细观察,钟的凹槽里似乎有血污。
“当时可能是头撞到了这里。”
住持指着撞木挨着的撞座说道。
“不过,是以什么样的姿势撞上去的呢?”
浅见弓起后背,头朝撞座作出了要撞上去的姿势。
老师,“それにしても、夜中に人一人死ぬほどの乱暴騒ぎがあったかもしれないのに、まるで気付かなかったというのは、のんきな話だ。”里的“のんきな話”照我的翻译好像解释不通,还是说也是固定的用法?
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本帖子最后于 2024/12/31 20:36:21 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……