【汤河原】【182】 
「ああ」
「それでいいかね？」
「出来れば、ナポレオン にしてくれ」
「あるよ」
　と、金次は、いい、自分は、ビールにした。
　金次は、ブランデーを相手にすすめて から、
　「確か 、小早川くんだったな」
　「なぜ、いちいち確認する？」
　と、相手は笑った。
　「何しろ、六年前に会って以来だからな。確かめたいんだよ」
　と、金次はぎこちなく 笑った。
　小早川は、ブランデーを□に運んでから、煙草に火をつけた。
　「もう一度、聞くぞ。私に何の用だ？」
　と、金次が、いった。
　「なぜ、今頃初島へ来たんだ？　いや、熱海へ来たんだ？」
　小早川が、きいた。
　「ボートが完成したので、この初島へ寄って見ただけだよ。それだけだ」
　と、金次はいった。
　「ＭＡＳＡＭ１号なら、【1】見て来たよ」
　「いい船だろう。気に入ってるんだ」
　「あの大きさなら、八丈島 ぐらいまで、楽に行けるだろうに。陸から、二十分で着ける初島なんかに、なぜやって来たんだ？」
　と、小早川は、きいた。
「熱海からは、二十分でも、三浦 半島に私が持ってるマリーナからなら、かなりの距離だよ」
「熱海に来たわけじゃないということか？」
「そうだ」
「じゃあ、これを見ろ」
【译文】
“是的。”
“这酒可以吗？”
“如果可以的话，给我一杯拿破伦的。”
“有的。”
金次把白兰地递给对方说道：“我记得你是小早川吧。”
“为什么详细地确认？”
对方笑道。
“毕竟，六年前见过嘛。我想确认一下。”
金次尴尬地笑道。
小早川喝了白兰地后点燃了香烟。
“我再问一遍。你找我有什么事？”
金次说道。
“你为什么现在来初岛？不，为什么来热海？”
小早川问道。
“船造好了，只是顺路到初岛来看看。仅此而已。”
金次说道。
“如果是那艘MASAMI号的话，我是看过的。”
“很不错的船吧。我很喜欢。”
“那么大的船，就是八丈岛那样的距离，也能轻松到达。这个从陆地二十分钟就能到的初岛，你为什么会来呢？”
小早川问道。
“从热海的话二十分就到了，但是从我所拥有船坞的三浦半岛从发的话，是相当远的。”
“也就是说并不是来热海的对吧。”
“是的。”
“那你看看这个。”

请老师看一下。

没有改动。