【汤河原】【184】
「それで、あんたは、何と答えたんだ?」
「そのつもりで、初島へ来たんじゃなかったから、考えさせてくれといったが、こんなに熱心にすすめてくれるので、何とか、しようとは、思っているよ」
と、金次は、いった。
「ふーん」
と、小早川は、鼻を鳴らしてから、
「六年前、おれは罠にかけられて、殺人犯に仕立てられ、刑務所に放り込まれた」
「私は、君は、無実だろうと思っているが、多くの人は、君が、犯人だと思つているんじゃないのかね」
と、金次は、いった。
「おれは、シロだ。誰かが、あの日、仁科あいを殺して、おれに罪をなすりっけたんだ」
「誰がかね?」
「おれは、刑務所の中で、ずっと、それを、考え続けた。ひょっとして、あんたじゃないかと思ったこともある」
小早川がいうと、金次は、声を立てて笑った。
「おかしいか」
小早川が、きく。
「当たり前だ。私か、なぜ、あのママを殺さなければならんのかね?ママにふられて、かっとしで殺したか。申しわけないが、私は、女にふられたことはないんだよ。もちろん、私の金の力のせいだがね」
金次は、言葉を続けた。
「それに、私は、かっとして女を殺すタイプじゃない。トクにならないことはやらない男だ。女を殺すなんてのは、世の中で一番トクにならないことだからね」
【译文】
“然后,你是怎么回答的?”
“我说,我不是因为有这个打算才来初岛的,容我考虑考虑吧,不过他们这么热情地邀请,我还真想再干一番。”
金次说道。
“哼哼——”,小早川哼声说道:“六年前,我被人下套判了杀人的罪名,锒铛入狱。”
“我觉得你应该是清白的,但是大部分的人都应该认为你是犯人吧。”
金次说道。
“我是清白的。有人在那天杀了仁科爱然后嫁祸给我的。”
“会是谁呢?”
“这是我在狱中一直思考的问题。也考虑过或许就是你吧。”
听小早川这么一说,金次大笑起来。
“很奇怪吗?”
小早川问道。
“当然了。我为什么一定要杀了那个老板娘呢?是被老板娘甩了,一气之下杀了他吗?不好意思啊,我没有被女人甩过。当然,这是因为我的金钱实力吧。”
金次继续说道:“并且,我是那种一怒之下杀女人的人。我这个人,没有好处的事情不干。杀害女人这样的事情,是这个世上最没有好处的。”
请老师看一下。
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本帖子最后于 2025/1/14 23:38:40 编辑 ]
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