職業意識に目覚めた二人の刑事は、入口の職員を手始めに聞き込み捜査を開始した。弓岡の写真を見せて、こういう人物に心当たりはないか――などと、型通り、お決まりの作業をしている。
「今回の事件はどういったものですか?」
大原部長刑事は、二人の刑事が少し離れたすきに、浅見に小声で訊いた。
「鐘に頭をぶつけて死んだ男が、隅田川に浮かんでいたのですよ」
浅見はごく短く、事件の概要を説明した。
「はあ……」
大原はあきれた顔をして、聞いた。
「何ですか、それは?」
「いや、話せば長いことになりますが、簡単に言うと、そういう事件なのです。その被害者がコトデンの切符を持っていましてね、しかも未使用の切符です。つまり、彼は栗林公園からコトデンに乗るつもりだったのに、何らかの理由でそれを取り止め、結局、隅田川に浮かぶということになったというわけです」
「コトデンに乗らなかったことと、隅田川に浮かんだこととでは、あまり繋がりがありそうに思えませんがなあ」
两名刑警终于想起了自己的职责,以对前台员工的询问为切入点,开始了搜查。不外乎是让他们看看弓冈正的照片,问问有没有相关的线索,都是老一套的办案模式。
“这回的案子是怎么回事啊?”
大原刑警在两名刑警离开的空隙,小声地问浅见道。
“有个男的头撞钟上死掉了,尸体在隅田川浮起来了。”
浅见极为简略地介绍了案件的概要。
“这样啊……”
大原呆呆的问道。
“具体是什么啊?”
“啊,说来就话长了。简而言之,被害人不是拿着琴电的车票嘛,而且是没用过的,所以推测他是打算在栗林公园乘坐琴电,但不知为什么又不去了,结果尸体在隅田川浮上来了。”
“没能坐琴电,和尸体在隅田川浮上来之间,我想也没什么关系吧?”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……