木元は「まあまあ」と、いきり立つ田原をたしなめた。
「そんなふうにせっついたって、奥さんも困るでしょう。ねえ、奥さん」
「はあ、そうですわねえ」
奥さんと呼ばれて、婦人はいくぶん気をよくしたのか、わずかに頬を緩めた。
「じつは、その写真の人物がこちらに来たのは、たぶん五月の六日なのですがね」
木元はのんびりした口調で説明した。
「いや、そう言っても、なかなか思い出しにくいでしょうが、ひとつ、警察に協力してくれませんか」
「まあ、そしたら、お客さん方は警察の方ですの?」
婦人はびっくりして大きく目を見開いた。
木元も婦人以上に驚いた顔をした。
「あ、そうでしたか、まだこっちの身分を言ってませんでしたか」
木元は皮肉な目を若い田原を向けた。警察官は職務上、市民に接する場合には、あらかじめ警察官であることを示さなければならないというのが、服務規定にある。
「そんなの、言わなくたって分かりそうなもんじゃないか」
負けず嫌いの田原は、面白くなさそうに乱暴なことを言っている。
「それで、どうでしょうか、見たような記憶がありますか?」
木元はあらためて、写真の顔を指差して訊いた。
木元道:“这说的哪里话……” 对发怒的田原好言相劝。
“你这么使劲儿催,会让太太很为难的。是吧,太太?”
“啊,是啊。”
听到叫自己“太太”,妇人似乎心情变好了些,严肃的表情有了几分舒缓。
“实不相瞒,照片上的这个人应该是五月六号来过这里的。”
木元缓缓地做着说明。
“虽然这么说很难让您想起来,但是能不能尽量协助一下警察呢?”
“啊,这么说来,诸位是警察吗?”
夫人惊讶地睁大了眼睛。
木元的表情显得比妇人还惊讶。
“这么说,我们还没有表明自己的身份吗?”
木元用责备的目光看向田原。警察在工作上和市民接洽的时候,必须要先表明自己警察的身份,这是服务规定。
“这不是明摆着的吗?”
不愿承认错误的田原,不合时宜地说着粗暴的话。
“那么,您对照片上的这个人有印象吗?”
木元又指着照片上的人问道。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……