「 で、逮捕できたのですか?」
田原が真顔で聞いた。
「 できたのでしょうなあ、 射殺したいう話は聞いてませんので」
「まあ、 かわいそうなことを言うて……」
茶店の女性は眉をひそめた。
「しかし、片付くまでかなり時間がかかったいうことは聞いてます。そこの大通りをあっちへ行ったりこっちへ行ったり、えらい騒ぎやったとか、署に戻ってきた連中がブーブー言うてました 」
「どっちにしたって」と田原は面白くもなさそうに言った。
「猿がどうしようと、事件には関係ないことでしょう。それより、どうなんですか、この写真の人物を見たのですか?」
再び茶店の女性に写真を突きつけた。
「そやから、言うてますでしょう。見たような見ないようなって」
「それじゃ、さっきと同じじゃないですか。お猿が脱走した日ですよ。その日のお客の中に、この顔があったかどうか、よーく思い出してくれませんかねえ」
「そんなもん、思い出せいうのが無理なことですわ」
もはや彼女は意固地になっている。ここまで感情的になっては、あるかないかの記憶など、ツタンカーメンの墓より発掘が困難だ。
“那最后逮到了吗?”
田原腆着脸问道。
“最后逮到了吧,没听说过把它射杀了。”
“啊,怎么能说这种话……”
茶店女人皱起了眉头。
“但是我听说整理现场可花了好一番功夫。从现场回来的同事们大吐苦水,说为了追那只猴子在那条大路上跑来跑去的,闹了很大动静。”
“别管在哪跑来跑去,”田原不识趣地说道,
“不管那只猴子最后怎么样,都跟这次的案件没有一点关系吧。重要的是,你想起来了吗?见过照片上的这个人吗?”
田原又把照片递到了茶店女人的脸上。
“见过没见过——我不是正在说着的吗?”
“那就又回到刚才的话题上了吧?猴子逃走的那天,在客人里面到底有没有一个这样的人,你倒是给我们好好想想啊?”
“给你们好好想想——你说这话也太强人所难了吧。”
看来她早已很不耐烦了。茶店女人现在变得情绪化了起来,要让她想起是见过还是没见过,恐怕比发掘图坦卡蒙法老墓还要困难吧。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……