もし、このページを破った犯人が弓岡であるなら、「しあ」から「すず」までの名前のだれかが、弓岡の会おうとしていた人物と考えて間違いない。
浅見は事務所を出た。戸田はクジャクの檻の前にいた。
「お邪魔しました」
浅見は声をかけ、振り向いた戸田職員に頭を下げて、動物園を出た。
付近の公衆電話を探して。地方へ行って気づくことの一つに、公衆電話ボックスの少ないことがある。高松も例外ではなさそうだった。見回しても電話ボックスが見当たらない。浅見は栗林公園駅の方角へ向かって、小走りに急いだ。駅の手前に一つ電話ボックスが見つかった。
手垢で汚れた電話帳があった。表紙の下半分は破れていた。自然に破れたのか、誰かがメモ代わりに破り取ったのかはわからない。しかし「しあ」から「すず」までのページは生きていた。
表と裏、二つページに収載されている加入者はおよそ百五十――その中のどれかが目指す相手なのだろうか?
一人ずつ確認の電話をかけるわけにもいかない。浅見はじきに諦めて、電話ボックスを出た。
如果撕掉这一页的人是弓冈的话,那他要见的人的名字肯定在“shi’a”(钱德勒的日语首字发音)和“suzu”(铃木的首字发音)之间。
浅见走出了办公室,户田此时正在孔雀围栏前面。
“叨扰您了。”
浅见说道,对着转过身来的户田点头致意,走出了动物园。
浅见打算去找附近的公用电话。但是离开了东京才发现,地方的电话亭少得可怜。高松也不例外,环顾一圈一个也没看到。浅见朝着栗林公园站的方向一路小跑过去,终于在车站前面发现了一个电话亭。
里面有一本已经用得很脏了的电话簿。电话簿的封面缺了半截,也不知道是自然而然磨断了还是被人随手记东西撕掉了。不过电话簿里“shi’a”到“suzu”的那一页还在。
一页两面,上面的号码差不多有一百五十个——弓冈到底是要找上面的谁呢?
给这些人逐个打电话过去问显然不可能,浅见很快就放弃了这种想法,走出了电话亭。
老师,我洗完头还没干,再加上也睡不着,就趁晚上先把明天的那一页翻译了。
靡不有初,鲜克有终……