浅見は島田に案内されるまま、そういう名所をカメラに収めたり、走るコトデンを撮ったり、要所要所で土地の人に説明を聞いたりしながら、一応は本来の仕事であるところの取材活動を続けたが、しかし、そうしている間も、浅見の関心はたえず事件の方へ向かっていた。
浅見のそんな気持ちが伝わったわけではないが、島田の方も早く「捜査」に参加したかったのだろう、取材を早めに切り上げて、新聞社へ帰る道を急いだ。
S新聞社は地元紙だが、香川県内ばかりでなく、四国全域に購読者を持つというだけあって、なかなか立派な建物であった。
島田は小応接室に浅見を案内して、すぐに新聞の束を運んできた。 S新聞だけでなく、弓岡が訪れたという尾道市の関連で、広島県で発行されているH新聞もちゃんと用意してくれた。
「たぶん社会面の記事だと思いますが、比較的、全国的な話題にはなりそうもないものを選んでみてくれませんか」
浅見は島田に頼み、自分はS新聞を、島田はH新聞を――と手分けして、 5月の頭から、さらにさかのぼって四月下旬の1週間分まで、綿密にチェックした。
地方紙に出て中央紙には出ないというタイプの記事は、存外多いものである。東京の人間は、いわゆる「朝毎読」と言った大新聞が日本中、どこへ行っても読まれている、いわば「主流」だと思い込んでいるけれど、関東地方を一歩外れると、立場は全く逆転する。
浅见跟着岛田的指引,一会儿拿着相机拍摄名胜古迹,一会儿拍摄行驶中的琴电,一会儿又听着岛田这个当地人对各个重要景点的解说,总之都是为了拍摄素材的本职工作。但是在此之间,浅见的心思已经不知不觉地朝着案件的方向飞走了。
浅见的这种心思还没有表现出来,但是岛田似乎早就急着结束拍摄素材的工作,期待着赶紧回报社进行案件调查了。
S报社虽然是地方报社,但是不局限在香川县境内,而是在四国范围内都有着大批的订阅者,因此报社大楼看起来相当气派。
岛田把浅见引到了小会客室里面,很快就抱着一大捆报纸过来了。不只是S报社的报纸,连弓冈有可能到访过的尾道市相关的广岛县刊行的H报,也细心地一块儿拿过来了。
“我觉得大概率会是社会版的报道,我们一起把看起来不像是全国性新闻的报道筛选出来吧。”
浅见拜托岛田道。浅见负责S报,岛田负责H报——做好了分工,二人就对着从五月初追溯到四月下旬的一个星期期间的报纸,缜密地检查了起来。
会在地方报纸中出现、而不会在中央报纸中出现的报道,出乎意外有很多。东京人往往都以为那些“每朝必读”的大报纸,不论在日本的什么地方都能读到,会以为这些报纸就是所谓的主流。但是只要走出了关东地方,就会发现情况完全不是这样。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……