畑谷の目には、本気で怒りが込められていた。
さすがにそれ以上は粘りようがなかった。浅見と島田は車に戻った。
「収穫はどうだったのでしょうか?」
島田は聞きにくそうに言った。
「収穫は限りなくゼロに近いですが、たった一つだけ、かすかに気になることがあります」
「えっ、気になることというと、何か、事件解決に糸口のようなものですか?」
「ははは、そこまでは行きませんよ」
「いったい、何なのですか?」
もったいぶらないで、教えてくれてもいいじゃないか――といいたい目で、島田は浅見をにらんだ。
「言葉のことですよ。方言ですが、畑谷さんの広島弁は、僕が知っているのとは少し違うような気がしたのです。それで出身地を訊いたら、うそを言いました」
浅見ははじめて、怖い顔になった。
畑谷的眼神里充满着怒气。
看来是问不下去了,浅见和岛田回到了车里。
“收获怎么样呢?”
岛田有点为难地问道。
“收获几乎没有啊,只是有一件事似乎有些奇怪。”
“嗯?有些奇怪?是什么事啊,是案件的线索吗?”
“哈哈哈,那还不至于。”
“所以到底是什么啊?”
岛田盯着浅见,眼神仿佛在说“不要再卖关子了,赶紧告诉我吧。”
“是语调的问题。畑谷先生说的广岛方言和我所知道的好像有点不一样。所以我问他老家的时候,他撒了谎。”
浅见开始露出了严肃的表情。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……