「嘘をついたって……それじゃ、あの人はどこの出身なのですか?」
島田は驚いて訊いた。
「いや、そこまでは僕にはわかりませんが、ただ……」
浅見は自分の想像があまりにも恣意的すぎないか――を反省しながら、言った。
「朝のテレビドラマ、見てますか?」
「は?何ですか、それ?」
突然、妙なことを言われて、島田はポカンと口を開けた。
「ほら、『凛々と』とかいう、あれです」
「ああ、いまやってる……しかし、私はあれを見たことがないのです。大抵は眠っているか、それとも、テツマンの最中か……すると、浅見さんはあれを見ているのですか。ふーん、規則正しい生活をしているのですねえ」
島田はまるで、「墜落!」と言わんばかりの口調で言った。
「いや、違いますよ、僕の場合は、昼の食事――といっても、朝と昼と兼用のケースが多いもんで、その際に、家族が見るのとたまに付き合わされるのです」
「それはともかくとして、その朝ドラマがどうかしたのですか?」
「そのドラマの登場人物の何人かが、福山県の出身なのですよ。まあ、テレビドラマだから、どこまで信じていいのか分かりませんが、その人たちが使う、いわゆる福山弁と思われるの言葉のニュアンスが、さっきの畑谷さんの言葉と、少し似通ったところがあるように感じたのです」
“撒了谎……那他的老家是哪儿的啊?”
岛田惊讶地问道。
“我也不太清楚,只是……”
浅见反省着自己是不是过度联想了,说道,
“你有在看早间档电视剧吗?”
“啊?是什么啊?”
突然被问到奇怪的问题,岛田疑惑地张开了嘴巴。
“名字是叫《英姿飒爽》。”
“啊,就是现在正在播出的那部剧……但是我没有看过,那种时候我大概不是在睡觉就是在通宵打麻将……这么说来,您在看吗?真是生活规律啊。”
岛田一副“我可真是颓废啊”的语气。
“哪里哪里,我基本都是早饭和午饭一起吃的,只是吃饭的时候碰巧家人正在看那部电视剧罢了。”
“这先不提,那个早间电视剧怎么了啊?”
“那部电视剧里有几个人是福山县的。虽然我也不知道电视剧里的对白能在多大程度上贴合现实,但是他们说的话,也就是福山县方言,似乎和畑谷先生的语调有几分相似。”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……