「しかし、こんなところで自殺しようというのは、ちょっと変わっていますね」
浅見の危惧も知らず、島田はしきりに首をひねった。
確かに島田の言うとおり、断崖はあるとはいえ、例えば熱海の錦ヶ浦のような高さはなく、下手すると(?)死ねない危険性もありそうだった。
松川義雄という自殺者は運よく(?)死ねたけれど、まかり間違えば、生き恥をさらしかねないところだったのかもしれない。
「そろそろ行きましょう」
浅見は恐怖に耐え兼ねて、ついに島田を促した。
水軍スカイラインが終わったところから島の南部を横断して、西側の海岸に出る。そこが因島の中心街である。賑やかな商店街もあり、市役所などの官公庁、銀行なども密集している。
因島はここから島の南端にかけての、日立造船の工場施設を中心に発展してきた。因島警察署は造船所の入口近くにある。
受付で島田が名刺を出し、高松のS新聞社から来たというと、応接室に案内され、次長が応対してくれた。
“但是,在这里试图自杀的话有些奇怪啊。”
岛田并没有注意到浅见的恐惧,只是一味地扭头思考。
确实如岛田所说,这里虽然也是悬崖,但并不像热海的锦浦那么高,要是“没发挥好”的话,说不定还死不了。
虽然自杀者松川義雄“很幸运地”成功死掉了,但万一没成功的话,说不定还要继续留在人间丢脸。
“差不多该走了吧。”
浅见难忍恐惧,催促着岛田。
两人驾车行驶到了水军天际线的尽头,接着横穿小岛南部,来到了因岛西海岸。这里是因岛的中心区,有热闹非凡的商业街,市政府之类的公家建筑、银行也很密集。
因岛是围绕着岛上西南部的日立造船的工厂发展起来的。因岛警察署就在造船厂的入口附近。
岛田在接待处掏出了名片,说自己是高松S报社的人,就被指引进了接待室,由次长负责接待。
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……