「つまり、自殺以外には考える余地はなかったのでしょうか」
「自殺以外……というと、事故とか、殺しのことを言うとるですか?」
「はあ、まあそうなりますが、特に殺人の可能性はなかったのでしょうか?」
「殺人!……」
次長ばかりか、島田までが目をまるくした。
浅見は唇を湿してから、もう一度繰り返した。
「そうです。殺された可能性はなかったのでしょうか?」
「そんな、殺されたいうて……」
次長は視線を忙しく、天井や窓や、浅見や島田の顔に移動させた。
「もちろん、警察もその可能性を全然無視することはありませんがな。一応、通報者に詳しい状況を事情聴取して、それに基づく現場検証もしております。その結果、畑谷さんには何の疑わしいこともなかったし、第一、亡くなった松川さんは遺書を携帯しておりましたしな」
「あ、そうでした、遺書があるのでしたね。それで、その遺書には、何と書いてあったのですか?」
「まあ、早い話が、会社の金を遣い込んでしもうて、申し訳ない――と、だいたいそういったことでしたな」
“就是说,有没有可能不是自杀?”
“不是自杀……你是说事故致死或者是他杀吗?”
“差不多是这意思——会有故意杀人的可能性吗?”
“故意杀人!……”
听到这话,不光是副署长,连岛田都很吃惊。
浅见用舌头咂了一下嘴唇,又重复道:
“是的,死亡者有没有可能是被别人杀死的?”
“怎么是被杀……”
副署长的视线不停地在天花板、窗户,还有浅见和岛田的脸上移动,
“当然警察也不可能忽视这种可能性。总之,我们是在对报案人作了详细了解之后,根据他的证词去现场验证,才得出结论的。结论就是畑谷先生没有什么可疑的地方。毕竟死亡者松川先生是随身带着遗书的。”
“啊,这样啊,留了遗书啊。那遗书上写了什么呢?”
“总结成一句话,就是因为挪用了公司公款,感到非常抱歉——内容差不多就是这样。”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……