【汤河原】【234】　
　「おい！　大丈夫か？　何をしたんだ？」
　本田が叫ぶ。
　小早川は、黙って、受話器を置いた。
　ゆっくりと、事務所を出る。
　これで、刑事たちは、今度は、湯河原から、こ
の法律事務所に、駆けつけてくるだろう。
　小早川は、ビルを出ると丁度、通りかかった タクシーをとめた。
　乗り込んで、
　「湯河原まで」
　と、運転手にいった。
　タクシーは、海岸通りを、湯河原に向って、走り出した。
　途中で、サイレンを鳴らして、静岡県警のパトカーが一台、二台と、すれ違っていった。
5
　湯河原に入ると、藤木川のＫ橋近くで、小早川はタクシーをおりた。
　ゆっくり、川沿いに、ぷ山荘に向って、歩いて行く。
　青山荘に着くと、神奈川県警のパトカーが、一台、とまっているのが見えた。
　車内に、派出所の所長の若宮がいて、携帯をかけていた。
　小早川は、旅館の裏手 にある竹林 に入って行った。ぐるりと 、大廻り をして、旅館の勝手口 に身体を滑り込ませた 。
　非常階段を、三階に向って登っていった。
　上の方から、男女の話し声が聞こえてきた。
　女の方は、高橋君子の声だった。とすると、男の方は派出所の泉という若い巡査だろうか。

【译文】
“喂，没事吧？你干什么啊？”
本田喊道。
小早川默不作声地放回话筒。
慢慢地离开了事务所。
因此，刑警们这次就会从汤河原赶往这家法律事务所吧。
离开大楼时，正好有辆出租车经过，小早川拦住后坐了进去。
“去汤河原。”
小早川对司机说道。
出租车沿着海岸大道朝汤河原方向行驶。
途中，两辆拉响了警报的静冈县警警车与出租车交错而过。
5
汽车进入汤河原，在藤木川的K桥附近，小早川下了车。
沿着河岸，小早川从容地朝青山庄走去。
到达青山庄后，就看到一辆神奈川县警的警车停在那里。
在车内，派出所所长若宫正打着电话。
小早川走进了旅馆后面的竹林。绕了一大圈后，潜入了旅馆的后门。
通过消防通道，小早川朝三楼走去。
从上方传来男女的说话声。
女人的声音，是高桥君子。另外男人的声音大概是派出所那个叫泉的年轻巡警吧。

请老师看一下。

“喂，没事吧？你干什么啊？”本田喊道。
小早川默不作声地放回话筒。
慢慢地离开了事务所。
因此，刑警们这次就要从汤河原赶往这家法律事务所吧。
离开大楼时，正好有辆出租车经过，小早川拦住后坐了进去。
“去汤河原。”小早川对司机说道。
出租车沿着海岸大道朝汤河原方向行驶。
途中，两辆拉响了警笛的静冈县警警车与出租车交错而过。
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汽车进入汤河原，在藤木川的K桥附近，小早川下了车。
沿着河岸，小早川从容地朝青山庄走去。
到达青山庄后，就看到一辆神奈川县警的警车停在那里。
在车内，派出所所长若宫正打着电话。
小早川走进了旅馆后面的竹林。绕了一个大圈后，潜入了旅馆的后门。
通过消防通道，小早川朝三楼走去。
从上方传来男女的说话声。
女人的声音，是高桥君子。另外一个男人的声音大概是派出所那个叫泉的年轻巡警吧。