次長はしきりに腕時計に視線を落として、「それではこれで」と客にドアを示した。
「ちょっと待ってくれませんか」
島田がすがるように言った。
「高松には何をしに行くと言っていたのですか?」
「それについては……ああ、そうか、S新聞というのは高松にあるのでしたか」
次長は名刺を見直した。
「しかしまあ、とにかく、何しに行くとも言わんと、家を出たのだそうです。まさか死にに行くとも言えんかったでしょうしな」
言うと、次長は自分から先に応接室を出て行った。
2人の客も仕方なく応接室を出た。
次長は玄関のところまで客を送って、2人が建物の外に出るのを見届けてから、軽く一礼して踵を返した。
「驚きましたねえ」
島田は次長が消えた建物の奧を睨みつけながら、言った。
「弓岡氏は尾道へ行くと言って家を出て、高松へ行ったし、今度は高松へ行くと言っていたのが、因島ですか……いや、実際の目的地は尾道だったのかもしれんです。これは何かありますよ、絶対に」
副署长频繁的看向手表,然后就下了逐客令:“那就到这里吧。”
“能稍等一会儿吗?”
岛田不愿放弃,
“他说过为什么去高松吗?”
“为什么去高松……啊,对了,贵社S报就是高松的吧?”
副署长又审视了一遍岛田的名片,
“不过,听说他是什么也没说就离家的,总不能说自己要去自杀吧。”
说完,副署长先行走出了接待室。
两个客人没有办法也只能离开。
副署长把两人送到玄关处,看着两人走到了外面,轻轻地鞠了一躬,就回去了。
“真是出乎意料啊。”
岛田盯着副署长进了办公室,说道,
“弓冈说要去尾道,结果去了高松;这回松川说要去高松,结果去了因岛?……不,他也可能实际去了尾道。这之间一定有什么联系。”
先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……