「えっ?まだ他にも富山県人がいるのですか?」
  「ええ、たぶん、高松にいるはずです」
  「高松……そうですか、高松にいますか」
  地元のこととなると、いきなり興奮するものらしい。
  「東京――尾道――高松――糸魚川――高岡」
  浅見はリズミカルに地名を並べた。
  「この5つの土地を結ぶ何か、糸のようなものがありそうですね」
  「へーえ、5つの土地を結ぶ糸――ですか。いやあ、これはいいネタですねえ」
  島田は有頂天で、ハンドルを叩いた。
  尾道に戻ると、2人はまた畑谷家を訪ねた。今度は尾道駅前の果物屋で、メロンを買って土産にした。
  2人の客を見て、(またか――)と言いそうになった畑谷夫人は、ひと目でメロンと分かる包みに気づいたとたん、表情が和らいだ。
  「二度も手ぶらでお邪魔したので、おそまきながら名刺代わりのお土産です」
  浅見は丁重に頭を下げて、そのまま帰りかけるふりをしてから、
  「あ、そうそう」と振り返った。
  「ご主人から伺いましたが、お宅はもとは東広島におられたそうですね」
  “啊?还有其他的富山县人吗?”
  “是的,他大概是住在高松。”
  “高松……他住在高松?”
  因为要去自己的家乡调查,岛田看起来很兴奋。
  “东京――尾道――高松――丝魚川――高冈”
  浅见富有节奏地列着这些地名,
  “这五个地方之间,似乎隐藏着什么线索啊。”
  “诶,线索?这可是个不错的新闻素材。”
  岛田高兴地用两手大拇指在方向盘上打着节奏。
  两人回到尾道后就又去了畑谷家。他们这次在尾道站附近的水果店里买了哈密瓜作为礼物。
  畑谷太太一认出两人就露出了不耐烦的表情,不过当她注意到明显是装着哈密瓜的袋子,表情就柔和了下来。
  “又来打扰您了,上次空手而来真是没有礼貌,为表歉意我给您带了点土特产。”
  浅见郑重地低下了头,随后就做出了要回去的样子。
  “啊,对了。”,浅见扭头说道,
  “据您先生所说,您一家人本来是住在东广岛市吧?” 
 先生の教えをお願い致します。
靡不有初,鲜克有终……