【汤河原】【246】 
  長友は、熱海署に連行 され、直ちに訊問 されることになった。
  「兄貴とは、昨日の夜別れたきり で、その後、会ってもいないんだ。おれも探して いるんだよ」
  と、長友は、いった。
  「その時、これから、六年前の復讐をするんだと、いっていたんじゃないのか?」
  と、上屋警部は、長友を睨みっけるようにして、きいた。
  長友は、ニヤッと笑った。
  「兄貴は、平和主義者だよ」
  「小早川は、拳銃を持っていたな?」
  「さあね。おれは見たことがないね」
  と、長友は、いう。
  「君は、小早川に頼まれて、二つのクラブ『あい』を閉店したんだな?」
  と、土屋は、きいた。
  「そいつは、認めるよ。兄貴はもともと、商売に向いてないんだ」
  訊問のあと、土屋は、十津川に向って、
  「どうも、のらりくらり していて、手に負えません 」
  と、溜息をついた。
  「小早川のことを兄貴と慕ってい るから、彼の不利になることは、いわんでしょう」
  「そうなんです」
  「入院中の立花亜矢に話を聞かれましたか?」
 「聞きました。こちらは、それなりの収穫があったと思っています。彼女は、小早川が、むちゃな 行動に出ないかと、それを、ひどく、心配していました。ということは、逆にいえば、小早川が、むちゃな行動に出たということにもなって来ますよ」 
 と、土屋は、いった。
 【译文】
 长友被热海警署带走,直接进入审问程序。
 “我跟大哥分开后,就再也没见过。我也在找他啊。”
 长友说道。
 “那时他说过要为六年前的事情报仇是吧?”
 土屋警部瞪着长友问道。
 长友会心一笑说道:“我大哥是个和平爱好人士啊。”
 “小早川持枪了吧?”
 “这谁知道呢。我是没见过的。”
 长友说道。
 “小早川把关闭两家会所‘爱’的任务交给你了吧。”
 土屋又问道。
 “这点我承认。我大哥本来就不是做生意的料。”
 审问之后,土屋对十津川说道叹气:
 “真的是,这人吊儿郎当的,真拿他没办法。”
 “他都把小早川叫大哥了,凡是对他大哥不利的事,他是不会说的。”
 “说的也是。”
 “对正在住院的立花亚矢问过话吗?”
 “问过了。我感觉这边有一定的收获。她很担心小早川会做出出格的事情来。这么说,反过来,小早川已经做了出格的事情。”
 土屋说道。
 请老师看一下。
低头做事