「何を言っているの」
  雪江は眉をひそめた。
  「刑事さんより、あなたはどうなの?刑事さんにばかり手柄を樹てられたのでは、あなたを引き立ててくださった升波警部さんに対して、申し訳がないことになるではありませんか。それはひいては陽一郎さんの面子も傷つけることになるのよ」
  「はあ……」
  浅見は面食らった。いつもは次男坊の暴走に歯止めをかけることばかり考えている雪江が、むしろけしかけているとも受け取れるようなことを言っているのだ。
  「もちろん僕もそれなりに頑張ってはいるのですが」
  「ですから、どう頑張って、どのように貢献したのか、それをおっしゃいと言っているのですよ。高い旅費に見合うだけの活躍はしてきたのでしょうね」
  「はあ、いろいろ貢献はしたつもりです」
  「たとえば?」
  「たとえば……まず、被害者の弓岡氏が栗林公園動物園に現れたことを突き止めました」
  浅見は完全に誘導訊問に引っ掛かった。
  浅見は高松―尾道―因島とつづく大活躍の物語をしゃべりながら、いつの間にか、子供の頃、学校であったことの一部始終を報告して、母親に褒められたり叱られたりした情景を思い出していた。
  “这是什么话?”
  雪江皱眉道,
  “不说刑警他们,你怎么样?要是功劳全让刑警们占了去,那你对得起辛辛苦苦栽培你的升波警部吗?进一步来说这也是伤了阳一郎的脸面啊。”
  “额……”
  浅见不知所措。之前总是看不惯小儿子“不学无术”的雪江,这次竟然说出了类似鼓励的话。
  “当然我也在努力地调查……”
  “那你就说说你到底是怎么努力的、到底做出了什么贡献啊。你的工作成果至少能对得起这昂贵的路费吧?”
  “嗯……我觉得我也做出了很多贡献。”
  “比如呢?”
  “比如……就是我在栗林公园的动物园里发现了被害人弓冈正的踪迹。”
  浅见完全就像是在接受审问一样。
  浅见讲着高松―尾道―因岛之行的调查成果,不知怎么的,想起了小时候的自己也曾经像现在这样,给母亲报告在学校的一天里发生的各种事,有时会被母亲表扬,有时也会受到母亲的批评。 
 いつもながら、先生にはご指導のほどよろしくお願いいたします。
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本帖子最后于 2025/6/24 15:20:50 编辑 ]
靡不有初,鲜克有终……