【汤河原】【254】
(妙な具合だな)
と、十津川は、思った。何か裏があるに違いなかった。
四つのホテルなどが、揃って、東京の会社に、吸収されてしまったのだ。共同経営といっても、片方が亡くなってしまえば、生きているもう一人の経営者のものになってしまうだろう。
ホテルサンライズ:東京渋谷・イザキ興業
旅館青山荘:東京池袋・双葉興業
スーパーアカギ:東京中野・TSK
二上土地:東京目白・目白不動産
「いずれも、四人が、生前に契約書を交わしているので有効ですね」
と、亀井が、いった。
「そして、四人とも、亡くなった。いや、殺されている。やはり、引っかかるね」
十津川が、いった。
「東京の会社で、別の名前ですね。渋谷、池袋、中野、目白ですか」
「待てよ」
と、十津川が、宙に視線を走らせた。
「何です?」
「その地名さ。渋谷、池袋、中野、目白だ」
「東京の主な盛り場 ですか」
「金次止之だよ」
「ええ」
「関東周辺に、七十店舗を構える 外食産業だ」
「知っています」
「東京都内にも、チェーン店を展開しているんだが、確か、渋谷、池袋、中野、目白にも、店があるんじゃないか」
と、十津川はいった。
【译文】
“感觉有点奇怪啊。”
十津川心想。这背后一定有隐情。
四家宾馆等商户,都被东京的公司吞并了。虽说是共同经营,不过一旦一方离世,那资产都归活着的那一方所有了。
旭日升宾馆:东京涩谷井崎兴业
青山庄旅馆:东京池袋双叶兴业
赤木超市:东京中野TSK
二上土地:东京目白目白不动产
“四人全部在生前签了协议书,所以具备法律效力。”
龟井说道。
“而且,这四人去世了。不,是被人杀害了。果然,很可疑啊。”
十津川说道。
“这是东京的一家公司用了不同的名字吧。涩谷、池袋、中野、目白这些对吧。”
“等一下。”
十津川视线望向半空说道。
“这是东京的主要繁华街区吧。”
“金次正之啊。”
“是啊。”
“在关东周边开了七十家店的外卖产业。”
“我知道。”
“这家店在东京都内开了多家连锁店,确实在涩谷、池袋、中野、目白也有连锁店吧。”
十津川说道。
请老师看一下。
低头做事