【汤河原】【261】
「外食産業かねつぐの経理担当者を、ぶん殴ったんですか」
「それも、六年前の経営状況を詰問 したといっている」
「それで、何かわかりましたか？」
「六年前、かねつぐは、二部上場しようとして、粉飾決算をしていた。そんな時、知り合いの政治家に頼まれで、熱海、湯河川への投資を約束することになってしまった。ところが五十億円なんて金はない。弱って いるとき、都合よく殺人事件が起きて、投資話は、立ち消えになったというんだ」
と、十津川はいった。
「動機が見つかりましたね」
亀井が、ニヤッとしだ。
「そうだよ。六年前の事件で、唯一人、小早川に対して、不利な証言をしなかった人間が、金次だ。だが、彼は、事件の中心にいた。ひょっとすると、あの時の殺人事件と、金次は関係があるのではないか。その疑いがあったが、動機がわからなかった。その動機がやっと、わかったんだ」
「小早川も、同じことを考えていたんでしょうね。金次を疑っていたが、殺人の動機が、わからなかった」
「そして、動機を見つけたんだよ。金次には、六年前も今も、この二つの温泉街に、五十億円もの投資する力はなかったんだ。六年前は、殺人事件を起こすことで、誤魔化 し、今度は、殺人で、ホテル、旅川、スーパー、それに、土地会社を手に入れた」
「そして、今回も、殺人犯人に、小早川を仕立て あげようとしているわけですね」
「危いぞ、金次も、小早川もだ。どららかが、相手を殺す」
【译文】
“他是打了外卖公司‘金次’的经理吗？”
“并且，听那经理说，小早川还追问了六年前公司的经营状况。”
“那，发现什么了吗？”
“六年前，‘金次’为了二板市场上市，做了假帐。那时，在政界朋友的提议下，‘金次’决定向热海和汤河原进行投资。然而其实连五十亿日元也没有。正当为难的时候，很巧合地发生了杀人案件，于是投资计划就不了了之了。”
十津川说道。
“那动机就找了啊。”
龟井得意地微微笑道。
“是啊。六年前的案件中，唯一一个没有对小早川作出不利证言的人，就是金次。但，他当时是处于事件中心的。所以说不定，那时的杀人事件与金次不无关系。虽然存在嫌疑，但没找到动机。现在终于发现他的作案动机了。”
“小早川也是这样考虑的吧。他虽然怀疑是金次，但也苦于没找到他的作案动机啊。”
“然后，已经找到作案动机了。无论六年前还是现在，金次都没有向这两处温泉街投资五十亿日元的能力。六年前通过杀人事件进行欺骗，现在又通过杀人的方式将宾馆、旅店、超市还有土地公司据为己有。”
“而且，这次企图把杀人犯的罪名又按在小早川的头上。”
“无论是金次还是小早川，现在都很危险。其中一方都想将对方置于死地。”
请老师看一下。
低头做事
一代宗师(13级)
管理员(19级)
