【点与线】【11】
 安田が卓の上で指を組んで言った。
 「あら、悪いわ。じゃ、とみちゃん、早く決めましょうよ」
  それでようやく決定した。
  スープからはじまったから、料理が終るまで、かなりな時間をとった。三人はとりとめのない ことをしゃべりあった。安田はたのしそうだった。フルーツが出たとき、彼は、また時計を見た。
 「あら、お急ぎになるんじゃない?」
 「いや、まだ、いいよ」
  安田はそう答えた。しかし、つぎのコーヒーが出たとき、彼はもう一度、カフスをめくった。
 「もう、お時間でしょう。失礼しますわ」
  と、八重子が腰を浮かしそうにして言った。
 「うん」
  安田は、煙草をすいながら、目を細めて何か考えるようにしていたが、
 「どうだい、君たち。このまま別れるんじゃ、おれ、ちょっと寂しいんだ。東京駅まで見送ってくれよ」
  と言いだした。半分、冗談ともつかず 、本気ともつかぬ顔つきだった。二人の女は顔を見あわせた。彼女らも、いいかげん 、店にはいるのが遅れている。この上、東京駅に行って来たのではもっと遅れる。しかし、このとき、安田辰郎の表情には、さり気なさ そうにしているが、妙に真剣なものがあった。ほんとうに寂しいのかな、と女たちは思ったほどだった。それにご馳走になった手まえ 、すげなく 突っぱなす のも悪い気がした。
 【译文】
 安田双手放在桌上,十指交叉说道。
 “啊,不好意思啊。富子,我们赶紧决定吧。”
 于是终于决定下来了。
 上菜从一道汤开始,直到菜都上齐,花了不少时间。三人边吃边聊着些不着边际的话题。安田看起来很开心。当水果端上来的时候,他又看一眼手表。
 “啊呀,是不是有急事?”
 “不,还没到时间,没关系的。”
 安田这样回答道。不过,接下来的咖啡上桌的时候,他再一次翻了翻衣袖。
 “已经到时间了吧。那就告辞吧。”
 八重子像是起身似地说道。
 “嗯,好。”
 安田吸着香烟,眼睛眯缝起来若有所思说道:“两位,怎么样。就这样分别,我感到有点寂寞啊。我送你们到东京站吧。”安田的表情,是半开玩笑,半认真的。两个女人面面相觑。她们到店上班也偏迟。如果再去东京站的话就更加迟了。但是,这个时候,安田辰郎的表情虽然看起来若无其事,却透着莫名的认真。连女人们也开始犯嘀咕,他真是感到寂寞吗。而且他刚请了客,如果毫无情面地拒绝就不太好了。
 请老师看一下。
低头做事