【点与线】【15】
とみ子もかすれた 声を出した。
三人の目にさらされて いるとは知らずに、お時さんは、連れ らしい男といっしょに歩いていたが、やがて一つの車両の前に立ちどまって、列車の車両番号を見ていたが、ついと 男の方から先に内部にはいって、姿を消してしまった。
「お時さんも、なかなか隅におけない ね、彼氏と九州まで旅行するのかな?」
安田は、一人でにやにや していた。
二人の女は、まだ棒のように立っていた。びっくりした表情が、まだ顔からさめて いない。お時さんが姿を消した車両を見つめて声をのんで いた。その前には絶えず旅客が動いている。
「お時さんは、いったいどこへ行くのかしら?」
八重子がやっと言った。
「特急に乗るなんて、近い所じゃないわね」
「お時さんにあんな人がいたの?」
とみ子が声をひそめた。
「知らないわ。意外だわね」
二人は大変なものを見つけたように、低い声で言いあった。
【译文】
富子用嘶哑的声音说道。
阿时不知道自己已经暴露在三个人的眼皮子底下,跟一个好像是同伴的男人一起走着,不一会儿就在一列车厢前停下了脚步,这是在确认列车车厢号,男人快速先走进车内消失不见了。
“阿时真有本事啊,是跟男朋友一起去九州旅行吧?”
安田一个人默默地笑着。
两个女人还杵在原地。惊讶的表情还挂在脸上。默不作声地看着阿时所消失的那班列车。那前面的旅客还不断地在走动着。
“阿时究竟要去哪里呢?”
“阿时有男朋友吗?”
富子压低声音说道。
“谁知道呢。真感到意外啊。”
两人像是看到了什么了不得的事情一样,低声地讨论。
请老师看一下。
低头做事